特徴的強みエクササイズとは何か?ウェルビーイング度を高める方法を解説
特徴的強みエクササイズとは
特徴的強みエクササイズとは、自分自身の強みの新しい活用方法を考えることによって、ウェルビーイング度を高める手法です[1]マーティン・セリグマン(著)、宇野カオリ(訳)『ポジティブ心理学の挑戦 … Continue reading。
ウェルビーイングについては、下記の記事もご参照ください。
特徴的強みの特質
『ポジティブ心理学の挑戦 “幸福"から“持続的幸福"へ』には、特徴的強みの特質として以下の8点が挙げられています。
- 当事者意識と本来感(「これが本当の、自分らしい自分だ」という感覚)がある
- 強みを発揮している最中(特に最初のうち)に高揚感を得る
- 強みが初めて発揮されるときに学習曲線の急上昇が見られる
- 強みを活用する新しい方法を見つけたいという渇望感がある
- 強みを活用することへの必然性を感じる
- 強みを活用している最中は疲労ではなく活力を得る
- 強みを中心に個人的な課題を想像して追求する
- 強みを活用している最中には、喜び、活力、熱意、さらには恍惚感を得る
特徴的強みを見つけるには?
特徴的強みは「VIA・強みテスト」から見つけることができます。
VIA・強みテストは下記のサイトに登録することで、無料で受けることができます。
また、VIA・強みテストについては、下記の記事もご参照ください。
特徴的強みエクササイズの内容
自身の特徴的強みを把握出来たら、特徴的強みエクササイズに取り組んでいきましょう。
今週、スケジュールの中で決まった時間を設け、職場か、自宅か、余暇で、1つかそれ以上の特徴的強みを、新しい方法で活用していきます。
活用の際には条件があり、自分の特徴的強みを使う機会をはっきりと決めておくことが大切です。
たとえば、「VIA・強みテスト」によって自分の特徴的強みが「創造性」だとわかった場合は、脚本執筆のために、ある晩に2時間確保します。あるいは、「自己コントロール」が特徴的強みであれば、ある晩はテレビやSNSに使うのではなく、ジムに行って汗をながすというような形です。
こうして自分の特徴的強みの新しい活用方法を試すことで、強みを自分のものにしようと働きかけ、ウェルビーイング度を高めることができます。
注
↑1 | マーティン・セリグマン(著)、宇野カオリ(訳)『ポジティブ心理学の挑戦 “幸福"から“持続的幸福"へ』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2014年、75~77頁。 |
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