プロジェクトマネジメント情報システム(PMIS)とは何か?その機能と事例を紹介

2020年1月18日

プロジェクトマネジメント情報システム(PMIS)とは?

プロジェクトマネジメント情報システム(PMIS)の概念図

プロジェクトマネジメント情報システム(PMIS)とは、プロジェクトチーム間やステークホルダーに対して情報を共有するために、プロジェクト管理で使用されるシステムツールや手法のことを指します。
単体の情報システムというわけではなく、複数の情報システムを組み合わせることもあります。

PMBOKによるPMISの定義

PMBOKでは「プロジェクトマネジメントのプロセスから生み出されるアウトプットを収集、統合、および配布するために使用されるツールと技法からなる情報システム」と定義されています[1]PMBOK第6版、731頁。

PMISで求められる機能

PMISに必要とされる機能は、組織やプロジェクトによって異なります。一般的にダッシュボード機能や文書・資料管理機能、図表作成機能、スケジュール管理機能などを有した情報システムが使用されます。

PMISの事例

PMISとして使用できるツールは様々あり、例えばMicrosoft社のアプリケーションであるExcelを使用すれば、予算管理からタスク管理、スケジュール管理まで幅広く対応することができます。
しかし近年ではプロジェクトを支援するツールが多く存在しているため、その一部を紹介していきます。

プロジェクトマネジメント

トレロとバックログの画像
プロジェクトマネジメントのクラウドサービス・Trello(左)とbacklog(右)

プロジェクトマネジメントのための情報システムは数多く存在します。
例えばスクラムボードのように使用できるTrelloや、登録した課題を自動的にスケジュール化してくれるbacklogが無料でも使用できることから人気を集めています。
こうしたツールではタスクを管理しながら、そのタスクを誰が担当するのかを明確にし、そのスケジュールを自動で出力する機能を持つのが一般的です。
資料なども共有できることが多いため、ツールの中ですべての情報を把握することが可能です。

コミュニケーション

スラックとチャットワークの画像
コミュニケーションのためのクラウドサービス・Slack(左)とChatwork(右)

プロジェクトチーム間でのコミュニケーションを円滑にするために、電話や電子メールの他、SlackやChatworkに代表されるツールを使用することがあります。
上述のプロジェクトマネジメントのツールにもコミュニケーションのためのチャットやメッセージ機能が付与されていることもありますが、コミュニケーションだけは他のツールを使うことも多々あります。

プロジェクト管理システム(PMS)とPMISの違い

プロジェクト管理システム(PMS)は、PMISの中のプロジェクト管理の機能のみを取り出したものと言え、プロジェクトを管理するためのプロセスやツール、テクニック、方法論、リソース、および手順をまとめたシステムです。
PMISにあり、PMSにはない機能としては、プロジェクトの所有者やクライアント、請負業者、下請業者、社内スタッフなどのプロジェクトのすべての利害関係者を管理する機能や予算管理、ROI、KPIなどの経営戦略に関わる情報の管理機能が挙げられます。

参考リンク

1 PMBOK第6版、731頁。