レスポンスコードとは何か?Webページ・Webブラウザに関する用語を解説
レスポンスコードの概要
レスポンスコードとは、WebページやWebブラウザに関する用語です。
WebブラウザがWebサーバにリクエストを送り、その返信内容はどのようなものかを表す3桁の数字をレスポンスコードと呼びます。
「HTTPレスポンスステータスコード」「HTTPステータスコード」と呼ばれることもあります。
WebブラウザとWebサーバの仕組み
私たちはインターネットでWebサイトを閲覧するとき、Webブラウザを使用します。ChromeやFirefoxなどのソフトウェアがWebブラウザです。
Webブラウザはユーザーの操作に従い、「見たいWebページの情報を持っているWebサーバ」に、Webページの情報を送ってほしいとリクエストを送信します。
このリクエストにWebサーバが情報を返信することで、初めてWebページが閲覧できるようになります。
このWebブラウザとWebサーバ間の通信手順・通信規約のことを「HTTP」と呼びます。WebブラウザがWebサーバに送るリクエストを「HTTPリクエスト」と呼ぶこともあります。
リクエストに対するWebサーバからの返信内容を表したものがレスポンスコードです。
レスポンスコードの役割
レスポンスコードは「HTTPリクエストの結果がどうなったか」を一言で表したものです。
普段はユーザーの見えないところでやりとりされていますが、エラーなどが発生したとき、ユーザーに対して表示されることもあります。
身近で見る機会の多い401エラーもレスポンスコードの1つです。
レスポンスコードの種類
レスポンスコードは3桁の数字です。一般的には100番台~500番台が定義されています。その他のレスポンスコードは、サーバやソフトウェアに固有のレスポンスコードと言えるでしょう。
以下がレスポンスコードの種類とその意味です。
100番台「処理の継続」
HTTPリクエストのレスポンスが成功し、処理が継続していることを指します。
基本的にユーザーが見ることはありません。
200番台「処理の完了」
HTTPリクエストのレスポンスが成功し、処理が完了したことを指します。
これも基本的にユーザーが見ることはありません。
300番台「リダイレクト」
HTTPリクエストの達成に追加処理が必要なときに返されます。
たとえばリクエスト先のURLが変更されていたとき、新しいURLへ転送する際に返されるコードです。
400番台「リクエスト失敗」
何らかのエラーにより、HTTPリクエストが失敗したことを指します。
たとえばページ自体が存在しないときや、Webサーバが何らかの理由で処理できない状態のときに返されます。また、ページの表示に認証・支払いが必要なときや、リクエストがタイムアウトしてしまったときも返されるコードです。
500番台「サーバエラー」
サーバ側に問題が発生したときに返されるコードです。