WordPressを導入するなら、サーバーはどこがいいの? ~サーバー選びのキホンを解説~

2023年7月31日

目次
  • 1. WordPressを使うならレンタルサーバーを利用しよう
  • 2. WordPress.comのサービスを利用する方法
  • 3. WordPressを使えるレンタルサーバーの選び方
    • 3.1. WordPressのインストール機能があるレンタルサーバーを選ぶ
    • 3.2. 複数のドメインが使えるレンタルサーバーを選ぶ
    • 3.3. 動作が速いレンタルサーバーを選ぶ
    • 3.4. 転送量無制限のレンタルサーバーを選ぶ
    • 3.5. 無料SSLに対応しているレンタルサーバーを選ぶ
    • 3.6. 無料お試し期間があるレンタルサーバーを選ぶ
    • 3.7. サポートが充実しているレンタルサーバーを選ぶ
  • 4. 結局どこのサーバーがいいの?

WordPressを使うならレンタルサーバーを利用しよう

WordPressはインターネット上のサーバーで動作するソフトウェアであり、導入するにはサーバーが必要です。一部の専門家を除いて、自分でサーバーを運用するのはハードルが高く、レンタルサーバーを契約して、そこでWordPressを導入するのが一般的な方法です。

現在、インターネット上では多くのレンタルサーバーのサービスが展開されており、サーバーやインターネットに詳しくない方にとって、どこのレンタルサーバーと契約すればよいのか、悩んでいる方も多くいるでしょう。

機能や性能、料金などはレンタルサーバーによって大きく異なります。この記事では、そのようなレンタルサーバーの違いを踏まえて、失敗しないレンタルサーバーの選び方について解説します。

WordPress.comのサービスを利用する方法

レンタルサーバーを契約する前に、WordPressをちょっと触ってみたいという方は、WordPressの公式が公開している「WordPress.com」のサービスを利用してみましょう。

WordPress.comとは、WordPressを無料で使えるサービスのことです。登録するだけですぐにWordPressでブログを始めることができます。イメージとしては、livedoorブログやアメブロなどのブログサービスのWordPress版と思っていただけたらよいでしょう。

無料版ではサブドメインしか使えないなどの制限がありますが、レンタルサーバーを契約する前にWordPressをちょっと触ってみたいという方は、WordPress.comで無料体験してみることをおすすめします。

WordPressを使えるレンタルサーバーの選び方

WordPressを使うためにレンタルサーバーを選ぶ場合、いくつかの外せないポイントがあります。ここではそれらのポイントを押さえたレンタルサーバーの選び方を解説します。

WordPressのインストール機能があるレンタルサーバーを選ぶ

自力でサーバーにWordPressをインストールするのは案外骨が折れます。データベースを作って、WordPressのファイル一式をFTPでアップロードして、設定ファイルを記述して、ウィザードに従ってインストールしていく、などやることが多くて煩雑です。

しかし、レンタルサーバーが「WordPress簡単インストール機能」を持っていると、WordPressのインストールを簡単にできます。利用を検討しているレンタルサーバーでこのような機能を使えるか確認しておきましょう。

複数のドメインが使えるレンタルサーバーを選ぶ

複数のドメインが使えるレンタルサーバーを選ぶことで、一つの契約で複数のドメインでWordPressを運営できます。

「自分は一つのブログしか運営しないから大丈夫」と思っていても、長く運営していくと、2個目のブログやドメインが必要になる時があります。

そんな時、複数のドメインに対応しているレンタルサーバーであれば、ドメイン代のみで2個目、3個目のブログを開設できます。

「まずは1個目のブログを開設しよう」と思っている方も、レンタルサーバーが複数のドメインに対応しているかどうかの確認をしておくことをおすすめします。

ドメインについては、下記の記事もご参照ください。

動作が速いレンタルサーバーを選ぶ

Webサイトの表示速度など動作が速いレンタルサーバーを選ぶことも重要です。WordPressはサーバー上で動作するプログラムであるため、どうしても静的なHTML文書よりは表示に時間がかかります。しかし、動作の速さを売りにしているレンタルサーバーであれば安心です。

もしWebページの表示速度が遅いと、訪問者が離脱し、SEOでも不利になるなどのデメリットを被ることがあります。

ただ現在は、どこのレンタルサーバーも動作の速さを売りにしているため、客観的に比較したい方は、ツールなどを使って速度を計測した比較サイトなどを参考にするとよいでしょう。

転送量無制限のレンタルサーバーを選ぶ

Webサイトを運営していると、訪問者がどんどん増えていくことがあります。またニュースサイトなどで取り上げられて、一時的にアクセスが急増するケースもあるでしょう。

転送量無制限のレンタルサーバーであれば、そのような時でも安定してWebサイトを公開できます。転送量とはサーバーと訪問者の間に流れるデータ量のことです。

現在は多くのレンタルサーバーが転送量無制限ですが、過大な負荷が発生した場合のみ、一時的な制限を設けているところもあります。このような制約の有無や条件も予め確認しておきましょう。

無料SSLに対応しているレンタルサーバーを選ぶ

Webサイトと訪問者の間の通信を暗号化するSSLに無料で対応しているレンタルサーバーも増えてきました。

本来、SSLは通信の暗号化のための技術でしたが、現在はSEOの一環として導入されていることが多いです。

また通信速度を高速化するHTTP2を利用するためにも、SSLの導入が必須となっています。

Google Chromeなどの主要なブラウザでは、SSLに対応していないWebサイトを表示すると、URL欄に警告が表示されることがあります。そのような警告が表示されると、訪問者は不安を感じるため、WebサイトをSSLに対応させることはもはや必須です。

そのうえで、有料のSSLではなく無料のSSLに対応しているレンタルサーバーを使うのが賢い方法といえるでしょう。有料版のSSLは高度なサーバー認証に対応しているなどのメリットがありますが、個人のブログであれば無料のSSLで十分です。

SSLについては、下記の記事もご参照ください。

無料お試し期間があるレンタルサーバーを選ぶ

本契約の前に数日から数週間程度の無料お試し期間を設けているレンタルサーバーもあります。

性能や機能が同じようなレンタルサーバーでも、会社によって管理画面(コントロールパネル)のレイアウトや操作方法は大きく異なります。レンタルサーバーでは多くの項目が設定できるため、できるだけ操作しやすく、マニュアルが充実しているところを選ぶと、初心者でも安心です。

そのような使い勝手を確認するためにも、まずは無料お試し期間を利用するとよいでしょう。

サポートが充実しているレンタルサーバーを選ぶ

契約前や契約後のサポートが充実しているレンタルサーバーを選ぶのも安心材料の一つです。

レンタルサーバーによってサポートの手段は様々です。メールやお問い合わせフォームのみ対応しているところは、リアルタイムでのサポートは期待できないでしょう。

一方、電話やチャットでのサポートに対応しているレンタルサーバーなら、急なトラブル発生時でも迅速な解決が期待できます。

初めてレンタルサーバーでWordPressを導入する場合、最初は分からないことだらけだと思います。そのような時でも充実したサポート体制があれば、大きな助けとなるはずです。

結局どこのサーバーがいいの?

以上、今回はWordPressを導入するサーバー選びのポイントを解説してきました。
これまで説明したポイントをふまえると、現在のところレンタルサーバーではXserverがおすすめです。