WordPressのPing送信とは?プラグイン「WordPress Ping Optimizer」の導入方法も解説

2023年4月20日

目次
  • 1. Pingとは?
  • 2. Ping送信のメリット
    • 2.1. 検索エンジンにインデックスされやすくなる
    • 2.2. アクセス数が増加する
    • 2.3. 被リンク数が増加する
  • 3. プラグイン「WordPress Ping Optimizer」の使い方
  • 4. Ping送信の注意点
    • 4.1. Ping送信先リストを定期的に更新する
    • 4.2. 同じPingサーバー宛に短時間に何度もPing送信しない
  • 5. 参考

Pingとは?

Pingとは、ブログなどのWebサイトを更新した時に、更新情報をPingサーバーに送信する機能のことです。

WordPressにはPing送信先のサーバーリストを設定できる機能がデフォルトで備わっており、ここにPingサーバーのURLを入力しておくと、新規投稿を公開した時に自動的にPingが送信されるようになっています。

WordPressの「設定」→「更新情報サービス」の画面

「設定」→「更新情報サービス」の下部にあるテキストボックスにPing送信先URLを入力します。

Ping送信のメリット

Ping送信のメリットは以下の3つです。

  • 検索エンジンにインデックスされやすくなる
  • アクセス数が増加する
  • 被リンク数が増加する

検索エンジンにインデックスされやすくなる

検索エンジンのGoogleにXML形式のサイトマップを登録することで、クロールさせるWebページを指定することができます。Ping送信はこのサイトマップを送信する手段の1つです。

ただし、Pingを送信したら必ずインデックスされるわけではありません。Googleの独自の判断で品質の低いWebページはインデックスされなかったり、インデックスに時間がかかったりすることがあります。

アクセス数が増加する

にほんブログ村や人気ブログランキングなどのブログのポータルサイトに対して、Pingを送信することで、新着記事一覧に自分のWebページを掲載させることができます。

このようなブログのポータルサイトは多くのユーザーが利用しているため、目に止まった訪問者がWebページを訪れることで、アクセス数を増やせます。

ただし、登録者が多いカテゴリーや更新頻度が高いユーザーが登録しているカテゴリーに自分のWebサイトを登録してしまうと、ランキングの上位に掲載させるのが困難であるため、アクセス数を増やしにくいと思われます。

このようなカテゴリーに登録してアクセスを増やすには、公開する記事の品質を高めたり、更新頻度を増やしたりして、訪問者にとって魅力的なWebサイトを制作することが重要です。

被リンク数が増加する

ブログポータルサイトに登録することで、必然的に被リンク数を増やせます。ブログポータルサイトの新着記事一覧ページや、ランキングページなどに自分のWebページへのリンクが表示されるからです。

ブログポータルサイトに登録されているWebページを見た訪問者が、その訪問者のブログで記事を紹介してくれることで、さらに被リンク数を稼ぐこともできるでしょう。

プラグイン「WordPress Ping Optimizer」の使い方

デフォルトのままのWordPressでもPing送信できますが、プラグイン「WordPress Ping Optimizer」を導入すれば、より安全にPing送信ができるようになります。

デフォルトでは記事を修正するたびにPingが送信されてしまいますが、このプラグインを導入すれば、短時間の間の連続したPing送信を制御してくれます。これによりスパム認定されるリスクを低減できます。

まずWordPressの管理画面からプラグインをインストールします。

WordPress Ping Optimizerのインストール

プラグインのインストールができたら、設定画面を開きましょう。画像の赤枠で囲んだ部分にPing送信先のURLリストを改行区切りで入力していきます。

WordPress Ping Optimizerの設定をするイメージ画像

入力が完了したら「Save Settings」ボタンをクリックしましょう。これでプラグインの設定は完了です。あとはWordPressで投稿を公開すると、自動的にPingが送信されます。

Ping送信の注意点

Ping送信を安全に行うためには、以下の点に注意しましょう。

Ping送信先リストを定期的に更新する

Pingを受け付けているサーバーの中には、あるタイミングでPingの受信を止めたり、サーバー自体が停止したりしてしまうこともあります。

Ping受信を停止しているサーバーに対して、Pingを送信するのは意味がありませんし、相手のサーバーに対しても負荷を与えてしまいます。

「WordPress Ping Optimizer」のPing送信ログのイメージ

プラグイン「WordPress Ping Optimizer」を導入していると、管理画面上でPingの送信ログを見ることができます。上記画像で赤い文字で書かれている行は、Pingの送信に失敗しているログです。行の先頭に書かれているPingの送信に失敗しているサーバーです。

一時的なエラーの可能性もありますが、いつ送信しても赤字のエラーが発生している場合は、Ping送信先URLリストからの削除を検討しましょう。

インターネット上ではPing送信先のURLリストを公開しているWebページが数多くあります。定期的にチェックと更新を行い、Ping受信を停止しているサーバーへPingを送信しないように心掛けましょう。

同じPingサーバー宛に短時間に何度もPing送信しない

同じPingサーバーに対して重複してPing送信すると、Pingサーバーからスパム送信と見なされることがあります。そうなると、そのサーバーへのPing送信が将来にわたって無視されてしまうかもしれません。

特に記事を頻繁に更新している時に、Ping送信を連発しがちです。「WordPress Ping Optimizer」を導入するなどして、連続したPing送信を防ぐ対策を取ることをおすすめします。

参考

  • https://www.javadrive.jp/wordpress/disp/index5.html(2023年4月13日確認)
  • https://www.caliberelectronics.com/wordpress-ping-optimizer/(2023年4月13日確認)
  • https://tech-swing.net/web/wordpress-ping-optimizer/(2023年4月13日確認)
  • https://www.switchitmaker2.com/webmarketing/ping/(2023年4月13日確認)