DIBBとは何か?ユニコーン企業で使われる意思決定のフレームワーク
DIBBの概要
DIBBはData、Insight、Belief、Betの頭文字をとった略語で、意思決定のフレームワークです。
ユニコーン企業の1つであるSpotifyで使われた手法として知られ、その内容が『ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』で紹介されています[1]Jonathan Rasmusson(著)、島田 浩二(訳)、角谷 信太郎(訳)『ユニコーン企業のひみつ … Continue reading。
DIBBは難しいフレームワークではなく、何らかの意思決定をする際にデータ(Data)を集め、そこから洞察(Insight)を得て、これからの向かうべき方向に確信(Belief)を持つようにします。
そして最後にその確信にお金を賭け(Bet)、具体的なアクションに取り組んでいきます。
DIBBの具体例
DIBBの例として、Spotifyがモバイル開発者の採用を強化した例を見ていきましょう。
Spotifyでは以下のように考え、モバイル開発者の採用を強化しました[2]Jonathan Rasmusson(著)、島田 浩二(訳)、角谷 信太郎(訳)『ユニコーン企業のひみつ … Continue reading。
- Data:デスクトップパソコンからスマートフォンで音楽を聴く人が増えた
- Insight:Spotifyの社内にはモバイル開発者がほとんどいない
- Belief:この先、生き残れるかは「モバイルファースト企業」になれるかどうかにかかっている
- Bet:モバイル開発者の採用を強化する
Spotifyではこのように考え、モバイル開発者の採用を強化しました。
同社では、会社として取り組むべき課題のリストである「カンパニーベット」を作成し、スタッフに取り組んでもらう課題の方針を決めています。
このカンパニーベットに記載する課題を何にするのかを考える際に、DIBBは役立てられています。