アイデア・グリッドとは何か?大量の情報を圧縮して考える手法
アイデア・グリッドの概要
アイデア・グリッドは、水平線と垂直線で領域を区切り、大量の情報を圧縮して整理する手法です。
アイデア・グリッドは広告会社フット、コーン&ベルディングの研究開発部長であったリチャード・ボーンによって発案されました[1]Michael … Continue reading。
アイデア・グリッドは図1のように、水平線で商品の価格帯を分け、垂直線で製品が提供する内容を分けています。つまり、水平線は商品が高価な製品である高関与型商品か、日用品のような低関与型商品かどうか、垂直線は言葉や分析、認識をサポートするコンピュータや自動車のような思考型商品か、旅行やマッサージなどの情緒的な欲求を満たすための感覚型商品かどうかを分けています。
アイデア・グリッドにできること
アイデア・グリッドを作成することで、以下のようなことが可能になります。
- 市場の弱点がどこにあるのかがわかる
- 新製品の需要を予測することができる
- 戦略を立てることができる
注
↑1 | Michael Michalko(著)、斎藤勇(訳)、塩谷幸子(訳)、小沢奈美恵(訳)『アイデアのおもちゃ箱―独創力を伸ばす発想トレーニング』ダイヤモンド社、1997年、141頁。 |
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