アイデア・ボックスとは何か?パラメーターを組み合わせて新しいアイデアを生み出す方法
アイデア・ボックスの概要
アイデア・ボックスとは、課題に内在するさまざまなパラメーターを組み合わせて、新しいアイデアを生み出す方法です[1]Michael … Continue reading。
アイデア・ボックスにおけるパラメーターとは、特性や要素、変数、局面を意味します。そのパラメーターのヴァリエーションをリストアップし、それらを組み合わせてアイデアを生み出していきます。
アイデア・ボックスの基本手順
アイデア・ボックスの基本手順は以下のとおりです[2]Michael … Continue reading。
- 課題を詳細に記述する
- 課題のパラメーターを選ぶ
- ヴァリエーションをリストアップする
- さまざまな組み合わせを試してみる
ここからは、アイデア・ボックスの基本手順を詳しくみていきましょう。
課題を詳細に記述する
アイデア・ボックスを用いてアイデアを出す際には、まず課題を詳細に記述していきます。
今回は例として「新しいお皿の考案」を課題にして考えていきましょう。
課題のパラメーターを選ぶ
課題を設定したら、次はパラメーターを選んでいきます。
上述のとおり、パラメーターとは、特性や要素、変数、局面を意味します。たとえば「新しいお皿の考案」という課題であれば、パラメーターとしては材料や色、形、ユーザーなどが挙げられます。
ヴァリエーションをリストアップする
パラメーターを選んだ後は、ヴァリエーションをリストアップしていきます。
たとえば、「材料」というパラメーターのヴァリエーションには土や木、鉄、プラスチックなどが挙げられます。
さまざまな組み合わせを試してみる
課題を選び、パラメーターも選ばれ、ヴァリエーションもリストアップされれば、それらの情報を以下のような表にまとめていきます。
新しいお皿の考案 | |||
---|---|---|---|
材料 | 色 | 形 | ユーザー |
土 | 赤 | 椀 | 幼児 |
木 | 青 | 平皿 | ティーン |
鉄 | 白 | 深皿 | 妊婦 |
プラスチック | 黒 | 刺身皿 | シニア |
このように、各パラメーターのヴァリエーションを1つの表にまとめたものがアイデア・ボックスです。
アイデア・ボックスが完成したら、各パラメーターの列から1つずつヴァリエーションを選んで組み合わせていきます。たとえば、先ほどの表であれば「材料」の列から「木」を、「色」の列から「赤」を、「形」の列から「深皿」を、「ユーザー」の列から「妊婦」というように選んでいき、アイデアを生み出していきます。
今回は4つのパラメーターにヴァリエーションを4つずつ記載していきましたが、これだけで256通りのアイデアが生まれることになります。
さまざまな要素の組み合わせでアイデアを量産したい場合は、このアイデア・ボックスの手法が役に立ちます。