頭のモヤモヤをスッキリさせる方法 ~紙とペンだけで思考を整理する~

2023年2月20日

頭の中のモヤモヤをスッキリさせるには?

日々生活の中で、悩みの沼にズルズルとはまって抜け出せなくなることや、深く考えてみるものの、答えが出てこなくて頭の中がモヤモヤすることはありませんか?
今回はそんな状況を解決するシンプルな方法と具体的な方法を『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』を参考にご紹介します[1]赤羽雄二『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』ダイヤモンド社出版、2013年。以下『ゼロ秒思考』と略記。

悩んで考え込む前に「1分間で紙に書き出す」

頭の中のモヤモヤをスッキリさせる解決策は、頭の中の思いを言葉にして「1分間で紙に書き出す」ことです。
「1分間で何ができるの?」と思うかもしれませんが、1分間の短時間で書くことがポイントです。
頭の中に浮かんでくるけれどもまとまらない言葉を、意識的に紙に書き出すことで、頭の中から外に吐き出していきます。

また、パソコンやスマホのメモ帳ではなく、自分の字で紙に書き出すことが重要です。
まずは机の上にA4サイズの用紙1枚とペン1本を用意して、この記事を読み進めてみてください。

メモの書き方

『ゼロ秒思考』90頁より作成。

ここからはモヤモヤをスッキリさせる、メモの書き方を解説していきます。
書き方はシンプルで、たったの3ステップです。

メモの書き方
  1. A4用紙を横置きにして、左上にタイトルを書いて下線を引く。
  2. 右上に年月日を入れる。
  3. 本文を書く。(4~6行、1行あたり20~30文字)

大切なことは、この3ステップを必ず1分間で行うことです。
1分以上時間をかけてしまうと、頭の中で考えてしまい、頭の中のモヤモヤが生まれてしまいます。モヤモヤが発生しないように、考える暇を与えないことがポイントです。
タイマーを使うなど、工夫して1分間でメモ書きを行うようにしましょう。

メモの内容

メモに書く内容は疑問に思ったこと、悲しかったこと、腹が立ったことなど、どんなことでもOKです。
目安として、このメモ書きを毎日10枚書くようにします。
続けて書いても、分けて書いても良いです。10枚書いても、合計たったの10分間です。ネットサーフィンをしている時間や動画を見ている時間を、メモを書く時間に使ってみてください。3週間~1ヵ月続けると、変化を感じることができます。

メモ書きのテーマの例

「やってみようと思ったけど、いきなりタイトルなんて思い浮かばない!」という方のために、例を3つ書いておきます。試しに下記3タイトルで計3分間、挑戦してみてください。

テーマの例
  1. どんな本を読みたいか?
  2. 時間を無駄にしないためにどうすべきか?
  3. 朝の目覚めをスッキリさせるには?

続けていくとどういう効果があるのか

毎日10分間、10枚のメモを書くことを3週間~1ヵ月続けていくと、変化に気付き始めます。
イメージや感情を瞬時に言葉として書き出すことに慣れてくると、自分の気持ちや思っていることを日常でもスムーズに表現できるようになります。言いたいことがストレスなく表現できるようになるため、仕事上やプライベートのコミュニケーションも良好になっていきます。
また、悩みや考えをその場で頭の外に出すので、常に頭がスッキリします。

メモの有効な使い方

書き出すだけでも効果を発揮しますが、さらに有効に使う方法を1つご紹介します。
それは、メモ書きの内容をタイトルとして、さらにメモを書いていく方法です。そうすることで、さらに考えが深まり、内容が濃くなることで、脳内を一層スッキリさせることができます。

まとめ

今回は紙とペンだけで頭の中のモヤモヤをスッキリさせる方法をご紹介しました。
方法は頭の中の思いを言葉にして「1分間で紙に書き出す」ことです。

書き方はシンプルでたったの3ステップです。

メモの書き方
  1. A4用紙を横置きにして、左上にタイトルを書いて下線を引く。
  2. 右上に年月日を入れる。
  3. 本文を書く。(4~6行、1行あたり20~30文字)

1日10枚、たった10分間の作業を、3週間を目標に続けてみてください。
今日より頭の中がスッキリした自分になっているはずです。

1赤羽雄二『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』ダイヤモンド社出版、2013年。以下『ゼロ秒思考』と略記。