チック・タックとは何か?恐れを克服するための考え方
チック・タックの概要
チック・タックとは恐れや疑念、不確かさを克服するのに役立つように考案された思考の練習問題です。
チック・タックでは、恐れのひとつひとつを書き留め、それに向き合い、成功に導く肯定的な表現に転換していきます。否定的な考えを「チック」、肯定的な考えに直したものを「タック」と呼んでまとめるため、この手法は「チック・タック」と呼ばれます。
チック・タックの基本手順
チック・タックを使い、否定的な考えを肯定的なものに変える手順は以下の通りです[1]Michael … Continue reading。
- 目標達成を阻んでいる否定的な考えを書き留める
- それらの否定的な考えが、どれほど非合理的に物事を歪め、バランスを欠いているか考える
- 主観的で否定的な考えを客観的で肯定的な考えに変える
例えば、「やることが多くて目標を達成できない」というチックを「少しずつ取り組めば達成することができる」というタックの表現に変えていきます。
なぜチック・タックが必要なのか?
チック・タックは創造的な環境を構築するために使われます。例えば新しい企画を練ろうとしても、現在が不安や恐怖を感じる環境にあれば、創造的なアイデアはなかなか生まれません。
困難な状況にあっても、チック・タックを使って肯定的で前向きな状況にあると認識することで、アイデアを出す土壌が形成されます。
注
↑1 | Michael Michalko(著)、斎藤勇(訳)、塩谷幸子(訳)、小沢奈美恵(訳)『アイデアのおもちゃ箱―独創力を伸ばす発想トレーニング』ダイヤモンド社、1997年、5頁 |
---|