ポジティブ要因とネガティブ要因とは何か?2つの要因でモチベーションを管理する

ポジティブ要因とネガティブ要因からなるモチベーション理解

皆さんは、やらなければいけないことがあるのにモチベーションが上がらないとき、どうしていますか?好きな音楽を聴いたり、お風呂に入ったり、そのような気分転換をすることでモチベーション回復を図ろうとするかもしれません。もちろんそのように自分の気分をコントロールすることでモチベーションを改善させることは必要なテクニックです。

しかし、それよりもより本質的な部分へ働きかけることでモチベーションに対する効果が得られるはずです。それがモチベーションのポジティブ要因とネガティブ要因です。

自分のモチベーションに対してどちらがより有効であるかは、取り組もうしている内容や自身の性格によるため一概には言えません。しかしこの二つの要因を理解することで、よりモチベーションを理解することができるはずです。

今回はモチベーションを左右するポジティブ要因とネガティブ要因を見ていきましょう。

ポジティブ要因からなるモチベーション

まずはモチベーションのポジティブ要因について説明していきましょう。

ポジティブ要因とは、「それをやり遂げたことで得られると思われる報酬を期待した動機付け」のことです。 ポジティブ要因: それをやり遂げたことで得られると思われる報酬を期待した動機付け

例えば「今取り組んでいるプロジェクトが成功しすれば会社から評価が得られ、次のポジションに上がれる」といったケースがポジティブ要因として当てはまります。

ポジティブ要因を効果的に使用するには、なりたい自分を具体的にイメージして、それを演じてなりきることです。そうすることで脳や心をその気にさせ、モチベーション向上を図ることができます。

このイメージが自分の欲求とマッチしている場合、それはポジティブ要因として有効にモチベーションに働きかけられます。

ネガティブ要因からなるモチベーション

ネガティブ要因とは、「それをやらないことで失うもの、またはダメージがあるものを回避しようとして取り組む動機付け」のことです。 ネガティブ要因: それをやらないことで失うもの、またはダメージがあるものを回避しようとして取り組む動機付け

例えば「この講義に対する課題を提出しないと単位を落としてしまう」または「このプロジェクトが失敗すると自身の評価が下がる」といったケースがネガティブ要因として当てはまります。

ネガティブ要因を効果的に使用するには、ネガティブな結果とそれを受けた自分の姿をありありとイメージすることです。危機的な状況にいる自分になりきることで、自分を追い込みモチベーションにつなげることができます。

ただしこのネガティブ要因には用いる上で問題点もあります。

それは、ネガティブ要因によって行動しているときに人の幸福度、満足度は下がるということです。

前述したケースをイメージして頂ければわかると思いますが、どちらも何かに駆り立てられるような状態に常に置かれることになります。

自分には合わないと感じる場合はデメリットの方が強くなってしまうので別の方法を考えましょう。

ポジティブ要因とネガティブ要因のメリットデメリット

ポジティブ要因とネガティブ要因を比較したとき、明らかにポジティブ要因にメリットが多いような気がします。実際に多くの方が、ポジティブ要因を用いてモチベーションアップを図っているケースが多いでしょう。

しかし、実際にどちらの方がモチベーションに強く働きかけることができるかというと、実はネガティブ要因なのです。

人は「何かを得られる」というよりも「失ってしまう」という方に強く感情を動かされる生き物なのです。

例えば先にあげた「プロジェクトが成功すれば昇進できる」というポジティブ要因のケースをネガティブ要因に変えてみると「プロジェクトが失敗したら降格になる」になります。

どちらがより必死にプロジェクトに取り組む結果になるでしょうか。

恐らく後者のネガティブ要因の方が効果が高いはずです。

ただこれは先に申し上げた通り、人の不安や恐怖心への働きかけになるので、短期的なものに対しては非常に有効ですが、長期的に使用するのはリスクが高まります。

これらの使い方は人様々ですが、目の前の目標でどうしても成し遂げたいものがある場合は、ネガティブ要因を設定する方がモチベーションに強く働きかけられ、結果が出るでしょう。

そして将来なりたい自分や獲得したいポジションなどの長期的な目標に関しては、ポジティブ要因を設定することをおすすめします。

目標の設定に関しては、目標管理制度(MBO)も参考になりますので、下記ページもご参照ください。

今回はモチベーションに影響を与えるポジティブ要因とネガティブ要因を見てきましたが、これら2つの要因を使用するメリット、デメリットを把握したうえで有効に活用し、上手にモチベーションをコントロールしましょう。