内部結束型ソーシャルキャピタルと橋渡し型ソーシャルキャピタルの違いとは何か?
内部結束型ソーシャルキャピタルと橋渡し型ソーシャルキャピタルは、ともにチームの協力体制に関する用語です。
内部結束型ソーシャルキャピタルは、外部との関係を遮断し、チーム内だけの交流に専念させるチーム・ビルディングの手法です。
一方で橋渡し型ソーシャルキャピタルは、外部との関係を重視し、コミュニケーションによるひらめきを重視する手法です。
内部結束型ソーシャルキャピタルはやることが明確で、変化に乏しく、必要な労力が大きい目標の実現に向いています。たとえば「スポーツの大会で優勝する」と言う目標を掲げたチームであれば、内部結束型ソーシャルキャピタルのスタイルを採用した方が、橋渡し型よりも成果が上がることが予想されます。
しかし、共同研究やチームで企画を考えると言うクリエイティブな仕事をする場合は、橋渡し型ソーシャルキャピタルのスタイルを採用し、様々な人と交流した方が成果が出やすくなります。
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参考
- ティム・ハーフォード(著)、児島修(訳)『ひらめきを生み出すカオスの法則』TAC出版、2017年