XMLとは何か？XMLサイトマップの作り方と活用方法をわかりやすく解説

​2023年4月3日​

目次

XMLサイトマップの目的

XMLサイトマップとは、Webサイト内に存在しているWebページのURLをXML形式でリスト化しているものです。

Webサイトの中にはHTML形式で作成されているサイトマップページが設けられていることがあります。このHTML形式のサイトマップは訪問者である「人」が閲覧するためのものです。

一方、XMLサイトマップはURLのリストをXML形式でシンプルに構造化したものです。WebページのHTMLを解析しながらハイパーリンクを辿っていくことに比べると、XMLサイトマップに基づいて巡回する方が、クローラーにとっては非常に効率的にWebサイト全体を巡回できます。

Webサイトのリリースやリニューアル直後に、Webサイトをクローラーに素早く巡回してもらいたいときや、トップページから遷移できない孤立したWebページがある場合、Webページ数が極端に多い場合などの状況において、XMLサイトマップの設置は必須といえます。

XMLサイトマップの作り方

XMLサイトマップは、XML形式のテキストファイルであるため、テキストエディタを使って手動で作成することも可能です。しかしかなり手間がかかるだけでなく、文法エラーを発生させずに手動で作成するのは易しくありません。

WebサイトがWordPressで作られている場合は、プラグイン「XML Sitemaps」を使うと、XMLサイトマップの作成と設置を自動化できます。

プラグイン「XML Sitemaps」の使い方

WordPressのプラグイン新規追加画面で「XML Sitemaps Auctollo」をキーワードにして検索します。

プラグイン「XML Sitemaps」のイメージ画像

あとはプラグインを有効化すれば作業完了です。設定画面ではさまざまな設定ができますが、デフォルトのままで構いません。

作業が完了したらWebサイトのドキュメントルート上にある「https://～～～～～/sitemap.xml」にアクセスしてみましょう。XMLサイトマップが作成されていることを確認できます。

XMLサイトマップが生成されているイメージ画像

このようなURLリストが表示されます。これは厳密にいうとXMLサイトマップではなく、サイトマップインデックスと呼ばれるものです。

１つのXMLサイトマップには、登録できるURLが最大で50,000件、ファイルサイズで最大50MBという制限があります。そのため複数のXMLサイトマップに分割して、それらのURLリストをサイトマップインデックスファイルに記述するという方法がこのプラグインでは採用されています。

サイトマップインデックスから１つリンクをクリックし、あるXMLサイトマップを表示させたのが上記の画像です。ブラウザ上での見た目がXMLファイルのタグになっていないのは「sitemap.xsl」というXML用のスタイルシートの指定により成形されているからです。内容はXMLサイトマップの文法に従ったXMLファイルなので問題ありません。

XMLサイトマップの登録方法

XMLサイトマップは作成しただけでは意味はなく、Googleなどの検索エンジンに存在することを通知する必要があります。通知の方法はさまざまですが、ここでは一般的なWebサイトに導入されている、Google Search Consoleに登録する方法を紹介します。

Google Search ConsoleでXMLサイトマップを登録する方法

Google Search ConsoleにXMLサイトマップを登録する手順は以下の通りです。

  1. Google Search Consoleにログイン
  2. 左サイドバーから「サイトマップ」のメニューをクリック
  3. 「新しいサイトマップの追加」の入力ボックスに「sitemap.xml」と入力して「送信」ボタンをクリック
Google Search ConsoleにXMLサイトマップを登録するイメージ画像

XMLサイトマップをGoogle Search Consoleに登録する作業は以上です。あとは時間が経てば、GoogleのクローラーがXMLサイトマップにアクセスして、記載されているURLを巡回してくれます。

XMLサイトマップの適切な作成と設置が重要

XMLサイトマップはWebサイトのSEOにとっても重要なものです。せっかく新しいページを作成したり更新したりしても、その変更が検索エンジンに伝わらないと意味がありません。XMLサイトマップを作成しクローラーに巡回させることで、新規ページや更新ページの存在をGoogleなどの検索エンジンに通知できます。

WordPressではプラグイン「XML Sitemaps」を使えば簡単にXMLサイトマップの作成と設置ができます。新しくWebサイトを公開したときには、Google Search Consoleのアカウント開設と併せて、XMLサイトマップの登録も必ず行っておきましょう。

参考

  • https://www.willgate.co.jp/promonista/glossary-sitemapxml/（2023年３月30日確認）
  • https://seolaboratory.jp/88749/（2023年３月30日確認）
  • https://digital-marketing.jp/seo/what-is-sitemapxml/（2023年３月30日確認）
  • https://technical-seo.jp/generate-sitemap/（2023年３月30日確認）

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