Webexとは何か?世界で最も利用されているWeb会議システムを紹介

Webexとは

Webexとは、米Cisco Webex社が提供するWeb会議システムです。正式名称は“Cisco Webex Meetings"と言います。Cisco Webex社の親会社Cisco Systems社は、世界最大のネットワーク機器開発会社です。Ciscoといえばネットワーク機器を連想する人も多いのではないでしょうか。

Web会議システムでは、他にZoomやMicrosoft Teams、Google Meetなどが有名です。中でもWebexはセキュリティと通信の安定性に定評があります。

Web会議システムの重要性

近年、フレックスタイム制や短時間勤務など、働き方が多様化してきています。また、現在は新型コロナウイルスの影響により、大企業を中心にテレワークの導入が推進されています。そのような背景の中でWeb会議システムは、その存在感をますます高めています。

Web会議システムを利用することで、場所を問わず情報の共有が行えます。画面を共有することで、資料を印刷するコストが抑えられます。交通費や移動時間も削減できます。また、クラウド型であれば、自前で専用回線やサーバーを用意したり、そのメンテナンスをしたりする必要がありません。

トータルのコストを考えたときに、Web会議システムは極めて効率的であるといえます。

なぜWebexなのか

マルチプラットフォーム対応

Webexは、Windows、Mac OSのほかLinux、Chrome OSにまで対応しています。また、ブラウザからの利用だけでなく、デスクトップアプリやiOS、Android用のモバイルアプリからも利用できます。

OSを選ばないということは、自社内だけでなく社外との打ち合わせにも利用することが容易です。

大人数の参加が可能

Webexでは無料プランでも最大100人、有料のBusinessプランであれば200人が同時に会議に参加できます。アカウント登録不要のゲスト参加も可能です。

無料版では人数にかかわらず会議可能時間は50分ですが、すべての有料版では24時間無制限で利用できます。

また、WebexはWeb会議システムの中でも高画質・高音質として知られています。大人数の会議でもその品質は担保されます。

堅牢なセキュリティ

Webexは、ネットワークに強いCisco社が親会社なので、セキュリティ面も十分堅牢で安心して利用できます。

情報セキュリティの国際標準規格であるISO27001、金融業界標準のPCI Complianceなどセキュリティ関連の多くの認証プログラムを保有しています。

Webexはどういうときに使われるのか

テレワークでの会議

Webexが最も多く利用されるシーンは、テレワークや複数拠点間での会議でしょう。参加者全員が同じ場所に集まる必要がありません。自宅から会議に参加することで移動コストの削減につながります。会社にとっても社員にとってもメリットです。

また、Webexでは映像、音声を録画できるほか、ドキュメントも保存しておけます。有料版では録画したデータをクラウド上に保存しておけるので、会議欠席者との情報共有も確実に行えます。

オンラインセミナー

Webexは無料版でも最大100人の会議参加が可能です。また、アプリケーションの共有やホワイトボード機能もあります。

有料版では録画をクラウドに保存することもできるので見逃した授業を後から追いかけることができます。

これらの機能はオンラインでセミナーや授業を行うのに適しています。

海外との商談

Webexは18ヶ国語に対応しており、海外での導入実績が豊富です。品質も安定しているため海外との通信に向いています。

インターネットではなく電話を使用しての会議も可能なため、ネットワーク環境が悪い状況下でも利用できます。

Webexのプラン

無料StarterPlusBusiness
料金0円1,490円1,980円2,980円
最大参加人数100名100名100名200名
会議時間50分24時間24時間24時間
録画のクラウド保存×5GB5GB10GB
管理ポータル××
サポートオンライン日本語:平日9時〜17時 英語:24時間365日日本語:平日9時〜17時 英語:24時間365日日本語:平日9時〜17時 英語:24時間365日
出典:Cisco Webex のプランと価格より作成

参考