フセヴォロド・プドフキンの映像編集の5つの原則

フセヴォロド・イラリオーノヴィチ・プドフキン
フセヴォロド・イラリオーノヴィチ・プドフキン(画像はWikipediaより)

映像の編集とは、ショット(カット)をつなぎ合わせてシーンを組み上げることを指します[1]ジェニファー・ヴァン・シル(著)、吉田俊太郎(翻訳)『映画表現の教科書 … Continue reading

この編集に関して、ソビエト連邦の映画監督であるフセヴォロド・プドフキンが提唱した、現在に通じる下記の5つの原則があります。

編集の5つの原則
  1. 対照(コントラスト)
  2. 平行(パラレリズム)
  3. 象徴(シンボリズム)
  4. 同時性
  5. 主題(ライトモチーフ)

この5つの原則を用いて、観客の感情を誘導することがフセヴォロドの編集方法です。

対照(コントラスト)

対照(コントラスト)とは、状況を強調させるために、対照的なカットをつなぐことです。
たとえば、貧しい主人公の登場シーンを強調させたい場合は、裕福な周囲の状況などを交互に見せることにより、主人公の状況が強調されます。

平行(パラレリズム)

平行(パラレリズム)は対照と同様に、状況を強調するために使用します。
たとえば、その日に刑が執行される死刑囚の主人公と、日常生活を送る工場主のカットを交互に見せることで、視聴者に時間の流れと主人公の状況を印象付けることができます。

象徴(シンボリズム)

象徴(シンボリズム)では、比喩的なカットを入れることで、印象を強める手法です。
たとえば、苛酷な労働者の主人公を強調するために、家畜のカットを見せることで、その状況を印象づけることができます。

同時性

同時性はアメリカ映画の終盤でよく使われており、1つのアクションの結果がもうひとつのアクションの結果に影響を与え、2つのアクションを同時に進行させて、緊張感を演出しています。

主題

主題とは、その名のとおり、映像の主題になるようなカットを繰り返し表示したり、メッセージを表示したりすることです。

1ジェニファー・ヴァン・シル(著)、吉田俊太郎(翻訳)『映画表現の教科書 ─名シーンに学ぶ決定的テクニック100』フィルムアート社、2012年、60頁。

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