フロントエンドエンジニアとは何か?仕事の内容と求められるスキルについて解説

2021年4月22日

フロントエンドエンジニアの概要

フロントエンドエンジニアとは、主にWeb開発分野の職種です。
ユーザーが直接操作する部分の開発を担っており、Webブラウザやアプリの表示の多くはフロントエンドエンジニアが手掛けています。
フロントエンドエンジニアと対になる職種に「バックエンドエンジニア」があります。
バックエンドエンジニアは商品管理や画像の更新処理など、主にユーザーからは見えないWebサイトの裏側(バックエンド)の開発を行います。
例えば、AmazonのようなECサイトで、私たちが商品を見たり、買い物をしたりする画面を作るのはフロントエンドエンジニアの仕事です。
一方で、商品を買う時の決済システムや、商品の管理など、私たちの目に見えない処理を構築するのがバックエンドエンジニアの仕事です。

フロントエンドエンジニアの仕事

フロントエンドエンジニアの主な仕事は「Webブラウザ部分のコーディング」です。
Webデザイナーによるデザインの再現を中心に、動的処理を施したり、動作をより軽量化したり工夫することもあります。
ときにはWebデザイナーに近い立場でUI・UXの改善に携わることもありますし、場合によってはSEO対策なども業務に入ります。

昨今では、レスポンシブデザインに対応するのもフロントエンドエンジニアの重要な仕事です。
レスポンシブデザインとは、パソコン・スマホ・タブレットなどあらゆるデバイスからの表示に対応できるようWebブラウザを構成することです。
近年はスマートフォンでWebブラウザを閲覧するユーザーが増えているため、レスポンシブデザインの重要性が高まっています。

このようにフロントエンドエンジニアは幅広い作業を担います。
フロントエンドエンジニアが担う業務は、以前であればコーダーやマークアップエンジニア、Webデザイナーの一部として扱われていました。
スマートフォンなどの普及に伴いユーザーのデバイスが多様化した結果、より専門性がアップし、フロントエンドエンジニアという1つの職種としての立場を確立しました。

フロントエンドエンジニアに求められるスキル

使用する主な言語

フロントエンドエンジニアはWebブラウザの開発を担うため、HTMLやCSSを扱えることが前提となります。
その他、Webサイトに動きをつけるためにJavaScriptを使うことも多くあります。
Webアプリケーションの開発プロジェクトに携わる際には、バックエンドエンジニアと連携することが必須になるため、PHPなど、バックエンドの処理を行う言語について知っておくと、より仕事がしやすくなります。

求められる知識

フロントエンドエンジニアはユーザーが使用する部分を広く担うため、幅広い知識があるとより働きやすくなります。
例えば表示に関するWebデザインの知識はもちろん、サイト軽量化の手法やSEO知識も役に立つでしょう。
担当部分が広いほど多くの人と相談することになるため、ある程度のコミュニケーション力も大切です。

まず最低限HTML、CSSなどの言語を習得したのち、業務経験とともにあらゆる知識を身に付けていくことが重要になります。

役割

Posted by promapedia