【PayPay・Amazon Payなど】ECサイトで使われるオンライン決済システムまとめ

2022年5月20日

目次

ECサイトとオンライン決済システム

近年多くのECサイトがリリースされています。最近ではクレジットカード払いや現金振り込みだけでなく、PayPayなどのオンライン決済システムでお金のやり取りができるECサイトが多くみられます。
支払いに使用できるオンライン決済システムの種類は多岐にわたるため、各ECサイトでどのオンライン決済システムを使うのがよいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
今回はECサイトで使えるオンライン決済システムをできるかぎり横並びにして情報を比較していますので、自ショップへ導入する際の参考にしていただければ幸いです。

PayPay(ペイペイ)

決済システム(手段)の概要

PayPay(ペイペイ)は国内利用者数が最も多いQRコード決済です。電子マネー「PayPay残高」や、「PayPay」に登録したクレジットカードを使って、ECサイトでのオンライン決済を行います。

PayPay(ペイペイ)の特徴

  • ユーザー数が国内最大級で、あらゆる世代に知名度が高い
  • PayPayアプリをインストールしていると、クレジットカード番号などの入力なしに、ワンタップで買い物ができる
  • 初期費用や月額使用料は無料。売上金振込手数料は月1回なら無料。決済システム利用料のみで利用できる

導入しているECサイト・システムの例

無料ECシステム

  • カラーミーショップ(COLOR ME)
  • STORES.jp  ※PayPay残高のみ利用可能。PayPayクレジットカード払いは利用できない
  • ジンドゥー(Jimdo)
  • Yahoo!ショッピング

有料ECシステム

  • Shopify ※決済代行会社「SBペイメントサービス」を仲介しての利用
  • ecbeing
  • ebisumart ※決済代行会社「GMOペイメントゲートウェイ」または「SBペイメントサービス」を仲介しての利用
  • SI Web Shopping

Amazon Pay(アマゾン ペイ)

決済システム(手段)の概要

Amazon.co.jpのアカウントと登録情報(氏名、配送先住所、クレジットカード情報など)を参照して、ECサイトでの決済を行います。Amazonユーザーの多くがクレジットカード情報をAmazonに登録しているため、外出先などでもスピーディーに買い物ができます。

Amazon Pay(アマゾン ペイ)の特徴

  • ECサイト上で住所やカード情報などを入力する必要がないため、ユーザーが抵抗感を持たずに気軽に買い物できる。
  • 決済時にユーザーが許可すれば、ECサイトへの会員登録が同時に行われるため、ショップの固定ファン獲得に繋がる。
  • 初期導入費用、月額費用、取引手数料、振込手数料は無料。
  • 決済手数料はデジタルコンテンツ以外の場合3.9%、デジタルコンテンツの場合4.5%。
  • ショップへ決済方法として導入する場合、Amazonの審査をクリアしなければならない。

導入しているECサイト・システムの例

無料ECシステム

  • BASE
  • カラーミーショップ(COLOR ME)
  • EC-CUBE
  • STORES.jp
  • イージーマイショップ
  • Magento(マジェント)
  • Welcart

有料ECシステム

  • Shopify ※登記簿謄本写しの提出が可能な、日本拠点の法人に限る
  • ecbeing
  • EC-Orange
  • コマース21(commerce21)
  • ebisumart
  • w2Commerce

楽天ペイ

決済システム(手段)の概要

楽天のアカウントと登録情報(氏名、配送先住所、クレジットカード情報など)を参照して、ECサイトでの決済を行います。

楽天ペイの特徴

  • ユーザーが楽天会員の場合、ECサイト上で住所やカード情報などを入力する必要がないため、ユーザーが抵抗感を持たずに気軽に買い物できる。
  • 利用時に楽天ポイントが貯まるため、ユーザーの購買意欲に繋がる。
  • 楽天ポイントを活用したキャンペーンなど、ECサイトの売上アップに繋がるマーケティング支援サービスが充実している。
  • 初期費用と月額費用は無料。(データ処理手数料と決済手数料がかかる)

導入しているECサイト・システムの例

無料ECシステム

  • カラーミーショップ(COLOR ME)
  • EC-CUBE
  • STORES.jp  ※物販アイテムとデジタルアイテムのみ利用可能。定期便には利用不可
  • イージーマイショップ

有料ECシステム

  • Shopify ※決済代行会社「SBペイメントサービス」を仲介しての利用
  • ecbeing
  • ebisumart ※決済代行会社「DGフィナンシャルテクノロジー」または「GMOペイメントゲートウェイ」を仲介しての利用
  • w2Commerce

PayPal(ペイパル)

決済システム(手段)の概要

世界中で展開しているオンライン決済システムであり、200種類以上の通貨に対応しています。日本よりも海外のユーザーの使用率が高いため、海外向けのビジネスにオススメです。

PayPal(ペイパル)の特徴

  • 対応通貨や利用可能なクレジットカードブランドが多いため、海外販売に便利
  • 登録料・月額利用料は無料
  • 現金引き出し手数料が、金額に応じて発生する
  • 日本で作成されたアカウント同士・日本円なら手数料は無料

導入しているECサイト・システムの例

無料ECシステム

  • BASE  ※商品が購入されてから10日以内に発送しないと購入は自動的にキャンセルされる
  • EC-CUBE
  • STORES.jp
  • イージーマイショップ
  • Magento(マジェント)
  • Welcart

有料ECシステム

  • Shopify
  • ebisumart ※決済代行会社「GMOペイメントゲートウェイ」を仲介しての利用
  • w2Commerce
  • BuySmartJapan
  • Live Commerce

LINE Pay(ライン ペイ)

決済システム(手段)の概要

自社ECサイトにおける買い物では、「LINE Pay」に事前にチャージした残高や、登録済みのクレジットカードを使用して決済を行います。

その決済システムの特徴

  • クレジットカードを持たないユーザー層を取り込むことができる
  • 決済時はLINEアプリが起動され決済を行う。ユーザーは普段使っているアプリから支払いができるので、気軽に買い物ができる

導入しているECサイト・システムの例

無料ECシステム

  • BASE
  • カラーミーショップ(COLOR ME)

有料ECシステム

  • Shopify ※GMOイプシロンの決済代行サービスを仲介しての利用
  • ecbeing
  • ebisumart ※決済代行会社「GMOペイメントゲートウェイ」を仲介しての利用
  • w2Commerce

Pay-easy(ペイジー)

決済システム(手段)の概要

公共料金・税金などを、インターネットバンキングを利用して支払えるサービスとして始まりました。元々コンビニ支払いや銀行振り込みが必要だった支払いが、Pay-easy(ペイジー)によってオンライン対応になってきた経緯があります。
最近では民間企業やECサイトにおいても利用が広がってきています。

Pay-easy(ペイジー)の特徴

  • クレジットカードを持たないユーザー層を取り込める
  • 導入時の契約料や月額収納事務基本料などが必要

導入しているECサイト・システムの例

無料ECシステム

  • BASE
  • EC-CUBE
  • Yahoo!ショッピング
  • Magento(マジェント)

有料ECシステム

  • ebisumart ※決済代行会社「GMOペイメントゲートウェイ」または「GMOイプシロン」を仲介しての利用

atone(アトネ)

決済システム(手段)の概要

通販事業における業界シェアNo.1の後払い決済サービスである「NP後払い」から生まれた、EC事業向けの後払いサービスです。

atone(アトネ)の特徴

  • 1ヶ月分の利用代金を月末で締め、ユーザーは翌月の支払い期限までにコンビニで支払うシステム
  • ユーザーは電話番号とパスワードのみで買い物ができる
  • クレジットカード払いに抵抗のあるユーザー層を取り込むことができる
  • 「NP後払い」会員のうち、約3分の1程度がatone(アトネ)ユーザーになっているため、通販をよく利用する層を顧客として取り込みやすい

導入しているECサイト・システムの例

無料ECシステム

  • イージーマイショップ
  • Magento(マジェント)
  • Welcart

有料ECシステム

  • ebisumart
  • w2Commerce