新人プロジェクト・マネジャーやディレクターに知ってほしいこと

2020年1月22日

新しくプロジェクトマネジャーやディレクターになる方へ

新卒で入社した会社で、あるいは転職して未経験ながらアプリ開発のプロジェクト・マネジャー(以下、プロマネ)やWebサイト制作のディレクターになるという人もいるかもしれません。
今回は様々な縁でプロマネやディレクターになった新人のみなさまに、知ってほしいことをまとめました。

1.プロジェクトの失敗の定義

まず新人プロマネに知ってほしいのは、プロジェクトの失敗の定義です。
まったく業界未経験といっても、「炎上」や「デスマーチ」などの言葉を聞いたことがあるかもしれません。こうした状態はプロジェクトの失敗によって引き起こされますが、では、どうなってしまったらプロジェクトは失敗となってしまうのでしょうか。
簡単にまとめると、プロジェクトが「納期に間に合わない」「予算の超過」「要件の未充足」になると失敗となります。

参考: プロジェクトの失敗とその要因と原因 | Promapedia

逆に言うと、「納期に間に合い」「予算以内で収まり」「要件をすべて満たした」のであれば、プロジェクトは成功したことになります。
そのため、新人プロマネはこの3点を注意深く観察しながら、プロジェクトが失敗しないように進行していく必要があります。

2.プロジェクトマネジメントにも資格や標準があること

新人プロマネにぜひ知ってほしいのは、プロジェクトマネジメントにも資格や標準があるということです。
プロジェクトマネジメントは交渉力やリーダーシップなど、ヒューマンスキルだけで何とかなると考えている人もいますが、定められた手法に従って進めることにより、プロマネの負担を減らすことが可能です。
プロジェクトマネジメントの資格としてもっとも有名なのがPMPです。
PMPはプロジェクトマネジメントのガイドラインであるPMBOKを発行しているPMIが認定している資格です。
PMPには受験資格にプロジェクトマネジメントの経験を必要としているので、新人のプロマネがすぐにこの資格を取得することはできないものの、PMPの教材でもあるPMBOKはプロジェクトの進行を大いに助けてくれます。
また、さまざまな世界標準を定めているISOもプロジェクトマネジメントの標準を定めています。それがISO21500です。
ISO21500の内容はPMBOKの内容とも重複する部分が多いのでどちらで勉強しても構わないのですが、PMPが個人が取得する資格なのに対し、ISO21500は組織向けの標準なので、新人プロマネはまずはPMBOKの内容をザっと確認していくことをおススメします。

3.質問しないことは最大のリスク

プロジェクトマネジメントに限らず、どんな業界でも新人はわからないことばかりです。
そのため、さまざまなことを先輩社員に質問することになりますが、もしクライアントのいるプロジェクトに従事しているのであれば、忌憚なくクライアントに質問していく必要もあります。
もちろんクライアントワークをするのであれば、最低限の業界の知識を頭にいれておくにこしたことはないのですが、「こんなこと聞いたら新人感まる出しかな……」とか「初歩的な質問かもしれないから恥ずかしいな……」と思い、質問を控えていると、あとでそれが大きな問題につながるかもしれません。
プロジェクトは「段階的詳細化」、つまり進めてみてようやく内容が事細かにわかっていくという特性があり、わからないことだらけです。そのため、ベテランのプロマネはできるだけ「わかること」を増やそうとしていきます。新人だからと言ってクライアントにわからないことを質問しないというのは、自らリスクを増やしていく行為と同じであるため、積極的に質問するくらいのスタンスでいたほうがよいでしょう。