重み付けマイルストーン法(加重マイルストーン法)とは何か?

2020年1月1日

重み付けマイルストーン法とは

重み付けマイルストーン法のイメージ図

重み付けマイルストーン法とは、ワーク・パッケージの期間が比較的長い作業に適した進捗率の測定方法で、加重マイルストーン法と呼ぶこともあります。

なぜ重み付けマイルストーン法が必要なのか

プロジェクトのスケジュールを考える際、「デザインの完了」「モジュールAの完了」等、プロジェクトの重要なイベントをマイルストーンと捉えて管理します。
しかし、ワーク・パッケージの期間が長い場合は、その進捗が不明瞭になってしまう場合があります。
その対策として、マイルストーンをさらに細かく区分けして管理していくのが重み付けマイルストーン法です。

重み付けマイルストーン法の使用方法

重み付けマイルストーン法では作業期間の長いワーク・パッケージを細かなタスクに分け、それぞれのセグメントに対して重み付け(加重)を行います。
例えば「設計書の作成」というワーク・パッケージであれば、設計書のレビューが完了したら60%、社内承認を終えたら80%というように、あらかじめ設定した作業の区切りを過ぎるごとに進捗率を計上していきます[1]平成31年春期PM試験、問6を参考に記述。。そして、すべてのタスクが完了すると、進捗率は100%になるように設定します。

関連

重み付けマイルストーンを活用するには、マイルストーンの基本をまずは抑えてください。
また、進捗率を考える際に「Doneの定義」も知っておくと、より精度の高いマイルストーンを設置することができます。

1平成31年春期PM試験、問6を参考に記述。