仕事に没頭する条件
「気づいたらこんな時間だった!」というくらい、仕事に集中できた経験はありますか? 逆に、「時計ばかり見て時間が経つのを待っている」という日もあるかもしれません。
この違いはどこから来るのでしょうか? 心理学では、人が何かに深く没頭している状態を「フロー(Flow)」と呼びます。 ここでは、最高のパフォーマンスを発揮できる「フロー状態」に入るための条件と、その環境の作り方を紹介します。
フロー状態とは何か?
スポーツ選手が「ゾーンに入った」と言うように、ビジネスパーソンも仕事に完全に没頭し、最高の集中力を発揮できる状態があります。これが「フロー」です。
フロー状態にある時、人は不安や心配を忘れ、活動そのものに喜びを感じます。
この状態に入るためには、「明確な目標」や「迅速なフィードバック」など、いくつかの条件が必要であることが分かっています。
フローについては、下記の記事もご参照ください。
「ちょうどいい」難易度がやる気を引き出す(ゴルディロックスの仕事)
仕事が「簡単すぎる」と退屈し、「難しすぎる」と不安になって諦めてしまいます。
人が最も没頭できるのは、自分の能力に対して「ギリギリ達成できるかどうかの、ちょうどいい難易度」の課題に取り組んでいる時です。
童話『3びきのくま』に登場する女の子(ゴルディロックス)が、熱すぎず冷たすぎない「ちょうどいいスープ」を選んだエピソードになぞらえて、これを「ゴルディロックスの仕事」と呼びます。
ゴルディロックスの仕事については、下記の記事もご参照ください。
「なぜ(WHY)」が人を突き動かす
「何を(WHAT)するか」「どう(HOW)やるか」だけを指示されても、人は心から熱中することはできません。 人は「なぜ(WHY)それをするのか?」という信念や大義に共感した時、自ら進んで困難に立ち向かい、没頭することができます。
優れたリーダーや企業は、常にこの「WHY」からコミュニケーションを始めています。あなた自身の仕事の「WHY」を再確認することが、没頭への近道かもしれません。
この「WHY」のコミュニケーションについては、下記の記事もご参照ください。

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