うまくいったことエクササイズとは何か?ウェルビーイング度を高める方法を解説
うまくいったことエクササイズとは
うまくいったことエクササイズは、ポジティブ心理学の研究者であるマーティン・セリグマンの『ポジティブ心理学の挑戦』で紹介されている、ウェルビーイング度を高める手法です[1]マーティン・セリグマン(著)、宇野カオリ(訳)『ポジティブ心理学の挑戦 … Continue reading。
マーティン・セリグマンが提唱しているウェルビーイング理論については、下記の記事もご参照ください。
うまくいったことエクササイズの流れ
うまくいったことを書き出す
うまくいったことエクササイズは簡単なエクササイズです。
毎晩就寝前に、今日うまくいったことを3つ書き出して、それらがどうしてうまくいったのかを書いていきます。
重要なのは、日記であれ、ブログであれ、物理的に記録を残しておくことです。
内容は些細なことでもよい
書き出す内容は些細なことでもかまいません。
「今日、同僚が仕事を手伝ってくれた」という、日常的なものでも大丈夫です。
同じく、「自分の作品がコンクールで入選した」というような非日常的な出来事でも問題ありません。
自分がうまくできたことや、うれしくおもった出来事を書き出していきます。
「なぜそれが起きたのか?」を考えよう
また、書き出した内容はそれぞれ「なぜそれが起きたのか?」を考えていきましょう。
たとえば、「今日、同僚が仕事を手伝ってくれた」であれば、「日ごろその同僚とは良好な関係を築いているから」という理由が考えられますし、「自分の作品がコンクールで入選した」であれば「仕事の合間を縫って、作品作りに精を出したから」というようなことが書けます。
ポジティブな出来事を意図的に振り返る
人間は自身のうまくいったことや役に立つことよりも、悪い出来事について多くの時間を使って考えてしまいます。
その結果、不安や抑うつが生まれ、人生を暗いものにしてしまいます。
今回のうまくいったことエクササイズに取り組むことにより、そうした悪い出来事ばかりを考えてしまいがちな傾向を振り払い、自分自身の人生のポジティブな面に注意を向けることができます。
マーティン・セリグマンは、このエクササイズを6ヶ月続ければ、落ち込むことが少なくなり、幸せになり、このエクササイズにはまっているはずだと述べています[2]マーティン・セリグマン(著)、宇野カオリ(訳)『ポジティブ心理学の挑戦 … Continue reading。