ラーン・ホワット(learn-what)とラーン・ハウ(learn-how)とは何か?2つの学習行動を解説

『恐れのない組織』の著者が発見した2つの学習行動

ラーン・ホワット(learn-what)ラーン・ハウ(learn-how)とは、『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』の著者であるエイミー・C・エドモンドソンがペンシルベニア大学ウォートン校のイングリッド・ネンバード、ボストン大学のアニタ・タッカーとともに発見した学習行動です。
エイミーら調査チームは、新生児集中治療室の医療の質向上プロジェクトを100以上調査し、治療室のプロセス向上のためにとった行動がラーン・ホワットとラーン・ハウの2つに分けられることを発見しました[1]エイミー・C・エドモンドソン … Continue reading
ラーン・ホワットは自主的・個人的な改善活動であり、ラーン・ハウは知識の共有やブレーンストーミングなど、チームベースの学習です。

心理的安全性との関係

エイミーはラーン・ホワットとラーン・ハウの2つの学習行動と、心理的安全性との関係を調査しました。
心理的安全性とは、「失敗することができる」「周囲に相談できる」というような、対人関係のリスクを取っても安全だと信じられる度合いを意味します。
エイミーは個人の改善活動であるラーン・ホワットは心理的安全性と関係なく行われている一方で、ラーン・ハウのチームベースの学習は心理的安全性が高い組織で活発であることを発見しました。
こうしたことから、チームとして改善活動に取り組もうとする場合は、心理的安全性が保たれているかもあわせて確認するべきだということがわかります。

1エイミー・C・エドモンドソン (著)、野津智子(訳)『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』英治出版、2021年、64頁