P/PCバランスと「ガチョウと黄金の卵」の寓話 ~『7つの習慣』の重要な言葉~

『7つの習慣』の重要な言葉

自己啓発の名著『7つの習慣』では、効果性を考えるにあたって重要なP/PCバランスという言葉がでてきます。
“P"は成果(Production)、"PC"は能力(Production Capability)を意味しています。

イソップ童話とP/PCバランス

『7つの習慣』では、効果性を高めるための習慣が紹介されていますが、効果性はただ単に成果だけを追うだけのものではないという説明に、イソップ童話の「ガチョウと黄金の卵」が引用されています。
「ガチョウと黄金の卵」の概要は以下のとおりです。

ある日農夫は飼っているガチョウが黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚く。それからもガチョウは1日に1個ずつ黄金の卵を産み、卵を売った農夫は金持ちになった。しかし農夫は1日1個しか卵を産まないガチョウに物足りなさを感じ、きっとガチョウの腹の中には金塊が詰まっているに違いないと考えるようになる。そして欲を出した農夫はガチョウの腹を切り裂いた。ところが腹の中に金塊などなく、その上ガチョウまで死なせてしまった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ガチョウと黄金の卵

この話の中では、金の卵が成果を、ガチョウは能力を指しています。
この話の中の農夫のように、金の卵を求めすぎてガチョウを殺してしまうと、長期的に効果性を高めることはできません。
そのため、P/PCバランスをとる必要があります。