WordPressのテーマ選びのポイント ~WordPressのテーマは何に気を付けたほうがよいのか?~
- 1. WordPressのテーマの探し方
- 2. 無料テーマと有料テーマのどっちがいい?
- 3. WordPressのテーマ選びで外せないポイント
- 3.1. 人気があり多くのユーザーに使われているテーマ
- 3.2. デザインのカスタマイズがしやすいテーマ
- 3.3. サブスクではなく買い切り型のテーマ
- 3.4. 定期的にメンテナンスされているテーマ
- 3.5. 複数のブログで流用できるテーマ
- 3.6. 表示速度が速いテーマ
- 3.7. SEOに対応しているテーマ
- 3.8. ユーザーサポートが充実しているテーマ
WordPressのテーマの探し方
WordPressでは管理画面から公開されているテーマを検索できます。
ただし、この「テーマを追加」で検索できるテーマは、海外製のテーマばかりで、日本人がブログやWebサイトで使用するには、難しいかもしれません。
使い勝手が良く、人気のあるテーマを探すには、インターネットで検索するのが最も良いでしょう。
たとえば、
「WordPress テーマ おすすめ」
「WordPress テーマ SEO」
「WordPress テーマ ブログ」
などのキーワードで検索すると、WordPressのテーマを紹介しているまとめサイトなどがヒットします。
そこで紹介されているレビューを読み、良さそうと思ったテーマの公式サイトをよく読んで、デザインや機能、使い勝手などを検討して、最終的にそのテーマを導入するというのがテーマ選びの一般的な流れです。
今回の記事では、そのテーマ選びでとくに注意したいポイントを紹介していきます。
無料テーマと有料テーマのどっちがいい?
WordPressには無料で公開されているテーマのほかに、企業などが販売している有料テーマも存在します。
「無料テーマと有料テーマのどっちが良いのか?」と聞かれれば、もちろん有料テーマの方が、多くの場合は機能が豊富でデザインのカスタマイズ性が高いのでおすすめです。
ただし、有料テーマと一口に言ってもさまざまなものがあり、中には自分にはしっくりこないというテーマもあるでしょう。また、無料でありながら、有料級の使い勝手の良さや機能の豊富さをもつテーマもあります。
もしあなたがWordPress初心者で、これからブログを始めるという方であれば、まずは無料のテーマから始めることをおすすめします。ある程度、WordPressを運用してみて「継続できそう」という手ごたえを感じてから有料テーマに乗り換えても遅くはありません。
無料テーマと有料テーマの特徴をまとめてみると次のようになります。
無料テーマ | 有料テーマ | |
---|---|---|
デザイン | 限定的 | 自由度が高い |
機能の多さ | 少ない | 多い |
コスト | 無料 | 有料(数千円~数万円) |
サポート | サポート無しが多い | フォーラムやマニュアルが充実している |
メンテナンス | されていないことが多い | 継続的にアップデートされていることが多い |
無料、有料にかかわらず、WordPressのテーマ選びでは重視すべきポイントがいくつかあります。ここからは、WordPressのテーマ選びで外せないポイントについて見ていきましょう。
WordPressのテーマ選びで外せないポイント
WordPressのテーマ選びで外せないポイントを解説します。
人気があり多くのユーザーに使われているテーマ
人気があり多くのユーザーに使われているテーマは、機能や価格、デザインなど総合的に高い評価を得ていることが多く、無難なテーマです。
また、多数のユーザーがいると、ネット上にさまざまな情報が残されていることが多く、ありがちなトラブルやカスタマイズへの対応がしやすくなります。
ただ、いくらデザインのカスタマイズ性が高くても、もとが同じテーマであるため、他のユーザーのWebサイトとデザインが似通ってしまうというデメリットもあります。
デザインのカスタマイズがしやすいテーマ
多くのテーマがデザインのカスタマイズに対応していますが、テーマによってその方法はさまざまです。
一般的には「カスタマイザー」というテーマのカスタマイズに特化したページを利用することが多いのですが、テーマによってはデザインのカスタマイズに特化した独自の管理ページを持つこともあります。
WordPressに詳しくないユーザーの場合、直感的にカスタマイズしやすいテーマの方が良いのですが、どのような方法であれ、慣れてしまえば問題ないでしょう。
サブスクではなく買い切り型のテーマ
一部の有料テーマはサブスクリプション(サブスク)形式で課金しているものがあります。これは月額や年額で代金を支払うタイプのテーマであり、そのテーマを使用し続ける限り継続的に代金を支払わなければなりません。
そのため、長期的に見るとテーマにかかるコストが割高になりがちです。どうしてもそのテーマを使いたいのであれば仕方がありませんが、コストを気にするのであれば、買い切り型のテーマを導入する方がお買い得です。
定期的にメンテナンスされているテーマ
WordPress本体のアップデートやセキュリティ対策、テーマ自体の機能拡張などの目的で、定期的にメンテナンスされているテーマを選ぶことも重要です。
WordPress本体は、定期的にアップデートされて新機能の追加や古い機能の廃止などが行われています。そのようなアップデートに対応するには、テーマも本体のアップデートに併せてメンテナンスしなければなりません。
継続的なメンテナンスには開発者にもコストがかかるため、無料で公開されているテーマは更新が止まる可能性がありますので注意が必要です。
複数のブログで流用できるテーマ
複数のブログを運営する場合、複数のブログで流用できるテーマを選択すると、テーマにかかる費用を節約できます。
同じテーマを使うことで、そのテーマに関する知識が増えていき、カスタマイズも容易になります。
表示速度が速いテーマ
WordPressではテーマによってWebページの表示速度が大きく異なります。もちろんWebページの表示速度が速いテーマの方が、ユーザーが離脱するのを防ぎやすくなり、快適にWebサイトを閲覧できるようになります。
後述するSEOにも表示速度の速さが影響するため、多くのユーザーに訪問してもらいたいWebサイトを運営するには、表示速度は重視したい要素です。
一度テーマをWebサイトに適応したあとは、Googleが提供する「PageSpeedInsights」でページ速度を測ってみることをおすすめします。
SEOに対応しているテーマ
SEOに対応しているテーマを選ぶことも、今となっては当たり前となりました。
多くのテーマが標準でSEOに対応していることを考えると、どのテーマを選んでも、SEOに関する機能については大差がないのかもしれません。
「SEOに対応している」とは具体的には、投稿、固定ページ、各種アーカイブページにメタディスクリプションやnoindexを指定できる、正しくコーディングされている、パンくずリストが設置されている、などの機能を持つことです。
また、現在はWebページの表示速度が速いことや、スマートフォンに対応していることなども、SEOで有利となる指標とされています。SEOを意識する場合は、これらの特徴を持つテーマを選ぶことも重要です。
ユーザーサポートが充実しているテーマ
「テーマを導入したものの思うようにカスタマイズできない」
「不具合があって自分では解決できない」
WordPressを運営していると、このようなトラブルに遭遇することがあります。
一部の有料テーマでは、テーマ購入者のサポートを目的としたフォーラムや個別サポートに対応していることがあります。
たとえばフォーラムの場合、テーマ開発者だけでなく、同じテーマを利用しているユーザー同士のコミュニケーションの場にもなっていることがあり、トラブル解決だけでなく、ブログ運営やアフィリエイトなどに役立つ情報を入手できることがあります。
また、個別サポートがあれば、トラブル解決の方法をテーマ開発者から直接レクチャーしてもらえることもあります。
さまざまな有料テーマがひしめき合っている昨今、テーマ開発者も販売しているテーマを長く使い続けてもらおうと、手厚いサポート体制を設けていることが多いようです。