フラッシュメモリのNOR型とNAND型の違いは何か?両者の長所と短所のまとめ
フラッシュメモリの型とは?
フラッシュメモリとは、ブロック単位(読み書き可能な単位)での消去や書き込みができる不揮発性メモリのことで、大きく分けてNOR型とNAND型の2つの型が存在します。
このフラッシュメモリの2つの型について、応用情報技術者試験では以下のように出題されたことがあります。
NAND型フラッシュメモリに関する記述として、適切なものはどれか。
ア)バイト単位で書き込み、ページ単位で読出しを行う。
応用情報技術者試験 平成30年度春午前10問
イ)バイト単位で書き込み及び読出しを行う。
ウ)ページ単位で書き込み、バイト単位で読出しを行う。
エ)ページ単位で書き込み及び読出しを行う。
今回は、このような情報技術者試験の問題を正答するために、フラッシュメモリのNOR型・NAND型の違いについて解説していきます。
NOR型・NAND型の相違点まとめ
NOR型とNAND型の違いをまとめると以下のようになります[1]Flash 101: NAND Flash vs NOR Flash – Embedded.com、 What is NOR Flash Memory? … Continue reading。
NOR型 | NAND型 | |
---|---|---|
主な用途 | 携帯電話、科学機器、医療機器など | MP3プレーヤー、デジタルカメラ、USBフラッシュドライブ など |
コスト | 高い | 安い |
読み取り速度 | 高速 | 低速 |
書き込み速度 | 低速 | 高速 |
消去の速度 | 低速 | 高速 |
書き込み・読出しの方法 | バイト単位 | ページ単位 |
消費電力 | 多い | 少ない |
信頼性 | 高い | 低い |