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自動化のパラドックスとは何か?ウィーナーの法則も併せて紹介

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このサイトの運営者

山脇 弘成(SSAITS代表)

PMP®有資格者・Webプロジェクトマネージャー
大手メディアや官公庁のWebプロジェクト実績多数。
「技術」だけでなく「対話」を重視し、御社の「ほんとは、こうしたかった」を形にします。

自動化のパラドックスとは

自動化のパラドックスとは、機器やシステムの自動化が進む一方で、より人間の関与が重要になるというパラドックスを示しています。

自動化のパラドックスは、以下の要素で成り立っています。

  • スキルが低い人でも扱えるシステム
  • 操作する人間の未熟練さ
  • 異常な状況でのトラブル

たとえばエレベーターは自動化が徹底され、ボタンを押すだけで希望の階に移動することができます。そのため、エレベーターは誰でも使用することが可能です。
しかしそれは、エレベーターが故障しても修理する知識が無いにもかかわらず、使用していることが多いという状況を作っています。

自動化が徹底されたシステムは、影響が大きくなる異常な状況で故障が発生します。
たとえば、今日ではエレベーターはめったなことでは故障しません。しかし、大災害に見舞われるなど、エレベーターのシステムが想定しない問題が発生した時は故障してしまいます。
大災害のような異常事態では、人が対処しなければならないのですが、自動化された機器やシステムに慣れてしまっているため、対応方法がわからず、トラブルの被害を大きくしてしまいます。

このように、自動化が進むと人間のスキルは低下するのにもかかわらず、自動化されていた機器やシステムがトラブルを起こした際には、その対処に高いスキルが求められるというのが自動化のパラドックスです。

ウィーナーの法則

自動化のパラドックスに似た用語に「ウィーナーの法則」があります。

ウィーナーの法則とは、デジタル機器は小さなエラーは減らすものの、大きなエラーを作り出してしまうことを意味しています。

先ほどの自動化のパラドックスで見てきたとおり、機器やシステムの自動化が進むと、人間のスキルが低下し、その結果大きなエラーを引き起こしてしまいます。

参考

  • ティム・ハーフォード(著)、児島修(訳)『ひらめきを生み出すカオスの法則』TAC出版、2017年
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