Webサイトからアダルト系の広告を排除する方法 ~Google Adsenseのブラックリスト作成を解説~
広告の管理でWebサイトのブランドを守る
Google Adsenseはとても便利なWeb広告で、面倒な手間もなくWebサイトに掲載できるので、このPromapediaのようなWebサイトでも広告収入を得ることができます。
しかし、他のWebサイトを見てみると、子どもも見るWebサイトなのにアダルト系の広告がでていることがあり、眉をひそめてしまいます。
意図してそうした広告で収益を上げているサイトもあるかもしれませんが、広告の管理の仕方をしらなかった場合は問題です。
今回はGoogle Adsenseを使っているWebサイトから、アダルト系の広告を排除する方法を紹介していきます。
通常、Google Adsenseではアダルト広告はでないはずだが……
通常、Google Adsenseではアダルト広告は表示されません。むしろ、アダルトサイトではGoogle Adsenseは広告を制限するというポリシーを持っています[1]https://support.google.com/adsense/answer/10437795?hl=ja(2024年10月31日確認)。
しかし、最近はアダルト広告とは言えないものの、アダルトなコンテンツを想起させる広告が一般の広告として表示されていることがあります。
ここからは、そういった広告のブロック方法を解説していきます。
ブロックのコントロール
望まない広告を表示させないために、まずはGoogle Adsenseのメニューの[ブランド保護]から[ブロックのコントロール]のページに入り、[デリケートなカテゴリ]を操作していきます。
[デリケートなカテゴリ]では、ギャンブルや政治、性に関するコンテンツなど、Webサイトによっては表示させたくないコンテンツの管理ができます。
アダルト系の広告を表示させないためには、この[デリケートなカテゴリ]の中から「性に関する内容」や「過度な肌の露出」を選び、ステータスをブロック済みに変更します。
ステータスは初期状態で「許可済み」となっているボタンをクリックするだけで切り替えられます。
[広告主のURL]から個別に広告をブロックする
[デリケートなカテゴリ]を設定しても、アダルト系の広告が表示されてしまうことがあります。
最近ありがちなのがマンガサイトの広告で、肌の露出はしていないものの、広告に表示されているマンガの内容がアダルトコンテンツを想起させるものです。
このような広告は個別に広告をブロックする必要があります。
Google Adsenseのメニューの[ブランド保護]から[ブロックのコントロール]のページに入り、[広告主のURL]のページに入ると、個別に表示させたくないサイトのURLを設定することができます。
方法は簡単で、「URLを入力してください」と書かれているフォームにブロックしたいURLを入力して、検索ボタンを押します。
表示されたポップアップ画面上でステータスを変更することができるので、「ブロック済み」にステータスを変更しましょう。
少々手間ではありますが、このようにURLごとブロックすることで、[デリケートなカテゴリ]でブロックしきれなかったコンテンツを表示させないようにすることができます。
[広告レビューセンター]で不適切な広告のURLを確認
直接URLをブロックするのは、ブロックの機能としては強力ですが、どのようなURLをブロックすればよいのでしょうか。
最も簡単な方法は、[ブランド保護]から[広告レビューセンター]のページを確認することです。
[広告レビューセンター]では、自サイトに表示されようとしている広告を確認することができます。
このページを点検していき、表示させたくない広告があれば、そのURLをコピーして、先ほどの[広告主のURL]でブロックしていきましょう。
注
↑1 | https://support.google.com/adsense/answer/10437795?hl=ja(2024年10月31日確認) |
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