ムードトラッカーとは何か?代表例であるムードチャートを中心にポジティブ心理学の手法を解説
ムードトラッカーの概要

ムードトラッカーはメンタルヘルスを改善するためのポジティブ心理学の手法で、通常は設定された時間間隔で気分を記録し、気分の変化のパターンを特定するのに役立ちます。気分を記録することで、うつ病などの精神的な病の原因究明に役立てられます。それだけでなく、子どもの感情のトレーニングや、チーム内の問題の早期発見につなげることもできます。
ムードトラッカーの代表例・ムードチャート

ムードトラッカーのツールの代表例がムードチャートです。ムードチャートは自分の気分を日次で記録します。現在では様々なWebサービスやスマートフォンアプリでこのムードチャートを試すことができます。
ムードチャートは単に自身の感情を文字で書くだけでもよいのですが、多くの場合はイラストや絵文字で表現します。
ここで使われるイラストやその色なども、記入者の感情を知る重要なデータです。
ムードチャートを使い、時間の経過に伴う感情の傾向を追跡することによって、自身の感情が何によって変化するのかを知るきっかけになります。
また、仕事においては特定のチーム・メンバーの感情が長期間優れなかったり、多くのチーム・メンバーが同時に負の感情を抱いていたりすれば、職場に問題がある可能性があります。こうした職場やチーム内の問題を早期に発見するためにも、ムードチャートは役立てられます。