感謝の訪問とは何か?ウェルビーイング理論の手法を解説
感謝の訪問とは
感謝の訪問とは、ウェルビーイング度が増すエクササイズの一つで、抑うつを軽減させる効果があります。
感謝の気持ちを感じると、人は自分の人生のポジティブな出来事による好ましい記憶から恩恵を受けるとともに、感謝をした人もその相手との結びつきが強くなり、ウェルビーイング度が高まります。
今回は『ポジティブ心理学の挑戦』から感謝の訪問を紹介いたします。
ウェルビーイング理論について詳しくはこちら
ウェルビーイング理論については、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらもご参照ください。
感謝の訪問の注意点
感謝の訪問は、頭に浮かんだ人に感謝の手紙を書いて、直接その手紙を届けるだけです。
この時の注意点は、以下の5点です[1]マーティン・セリグマン(著)、宇野カオリ(訳)『ポジティブ心理学の挑戦 … Continue reading。
感謝の訪問の5つの注意点
- 手紙の内容は具体的に、かつ700~800文字程度にする
- その人が自分のために何をしてくれたのか、そしてそれが自分の人生にどう影響を与えたのかを具体的に書く
- 自分が今現在何をしているのかを相手に知らせる。また、相手がしてくれたことをよく思い返していたと伝える
- 手紙を読んでいる時に相手が茶々を入れてきても、本気で聞いてほしいと伝える
- 手紙を読んだ後で、手紙の内容とお互いの気持ちについて話し合う
感謝に関するおすすめ記事
感謝の効果には人生を豊かにするさまざまな効果があります。
たとえば、感謝にはやり抜く力を養う効果もあります。
感謝とやり抜く力の関係については、下記の記事をご参照ください。
注
↑1 | マーティン・セリグマン(著)、宇野カオリ(訳)『ポジティブ心理学の挑戦 “幸福"から“持続的幸福"へ』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2014年、60~62頁。 |
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