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【AI画像生成のコツ】図解作成で失敗しないための「テキスト抜き」と「メタファー」の魔法

ChatGPTやGeminiなどの生成AIが普及し、「ブログのアイキャッチ画像」や「企画書の図解」をAIに作ってもらおうと試みたことがある方は多いのではないでしょうか。

しかし、実際にAIに「プロジェクトの進捗管理の図解を作って」とお願いすると、なんだかよくわからない謎の言語(アルファベットのような記号)が書き込まれた、使い物にならない画像が出力されてしまい、がっかりした経験はありませんか?

「やっぱりAIに図解を作らせるのは無理なんだ……」と諦めるのは早計です。
実は、AIへの指示出し(プロンプト)にたった2つの鉄則を加えるだけで、誰でも簡単に、プロのデザイナーが作ったような高品質な図解素材を手に入れることができます。

今回は、私がブログ運営や実務で日常的に使っている「AI画像生成の裏技」をご紹介します。

目次
このサイトの運営者

山脇 弘成(SSAITS代表)

PMP®有資格者・Webプロジェクトマネージャー
大手メディアや官公庁のWebプロジェクト実績多数。
「技術」だけでなく「対話」を重視し、御社の「ほんとは、こうしたかった」を形にします。

なぜAIの図解は「謎の言語」になるのか?

図解のよくある失敗例:情報過多で、なぞの日本語が登場してしまう
図解のよくある失敗例:情報過多で、なぞの日本語が登場してしまう

大前提として、現在の画像生成AIの多くは「文字を理解して書く」のが非常に苦手です。
彼らにとって文字は「意味を持った情報」ではなく、「そういう形をした模様(ピクセル)」に過ぎません。そのため、複雑な日本語や図解のラベルを描き込もうとすると、文字の形が崩れてエイリアンの暗号のようになってしまうのです。

この弱点を回避し、見栄えの良い図解を作るための鉄則が以下の2つです。

鉄則1:あえて「テキストを含めない」と指示する

AIが文字を書くのが苦手なのであれば、「最初から文字を書かせない」のが一番の解決策です。
AIには純粋な「イラスト(素材)」だけを作らせ、後からCanvaやPowerPointなどのツールを使って、人間が綺麗なフォントで文字を乗せればよいのです。

プロンプトの最後に、以下の一文を必ず付け加えてみてください。

「図の中に具体的な文字(テキスト)は一切含めず、アイコンと構造だけで視覚化してください。」

これだけで、AIは無理に文字を描き込もうとせず、スッキリとした「ベースとなる素材画像」を出力してくれます。余白を多めに作ってもらうよう指示すれば、後から文字を配置するのも簡単です。

削除依頼も大切
修正前:よくわからない家紋が入っている
修正前:よくわからない家紋が入っている
修正後:家紋の削除を依頼
修正後:家紋の削除を依頼

初めから不要なテキストやデザインを依頼できればよいのですが、生成する前に不要な要素を把握するのは難しいものです。
そうした場合は、実際に生成してもらった後で「先ほどの画像から○○を削除して」という依頼をし、不要な要素を削る方法もあります。

鉄則2:抽象概念は「メタファー(比喩)」で翻訳する

プロジェクトマネジメントやビジネスの概念は、「戦略」「適応」「アジャイル」など、目に見えない抽象的なものばかりです。
これをそのまま「『戦略』の画像を作って」とAIに指示しても、よくあるチェスの駒や的(ターゲット)の画像など、ありきたりで面白みのないものになりがちです。

そこで、抽象概念をAIが描きやすい「物理的なメタファー(比喩)」に変換して指示します。

メタファー変換の例
  • 【テーラリング(状況に応じた調整)】
    • × 悪い指示:「プロジェクトをテーラリングしている図」
    • 〇 良い指示:「洋服の仕立て屋(テーラー)が、既製服を顧客の体型に合わせてメジャーで測り、丁寧に仕立て直している様子」
  • 【戦略的コンピテンシー(組織を動かす中核の強み)】
    • × 悪い指示:「戦略的コンピテンシーの図解」
    • 〇 良い指示:「巨大な機械(組織)の中心で、力強く光り輝き、全体にエネルギーを供給している動力源(コア)
  • 【適応型アプローチと予測型アプローチの違い】
    • × 悪い指示:「適応型と予測型の違いの図」
    • 〇 良い指示:「上段には『キャンバスに描かれた風景画が、ラフスケッチから徐々に色鮮やかに完成していく様子(反復)』を、下段には『家が1階、2階、屋根と順番に完全にブロックごとに建てられていく様子(漸進)』を描いてください」

このように、人間が「この概念は、目に見えるもので例えると何だろう?」と翻訳(要件定義)してあげることで、AIは驚くほど美しく、説得力のあるグラフィックを生み出してくれます。

テーラリングのイメージ画像
テーラリングのイメージ画像

まとめ:AIに「素材」を作らせ、人間が「仕上げる」

AI画像生成のコツは、AIにすべてを完璧にやらせようとしないことです。

  1. メタファー(比喩)を使って、抽象概念を具体的なビジュアルに翻訳してAIに伝える。
  2. テキスト抜きで指示し、純粋な「高品質な素材」として出力させる。
  3. 出力された画像に、人間がPowerPointや画像編集ツールで文字(ラベル)を添えて仕上げる

この「役割分担」こそが、AIを実務で使いこなすための最大の秘訣です。
「AIって便利そうだけど、思ったような図解が作れない」と悩んでいた方は、ぜひ次回の資料作成やブログ執筆で、この「テキスト抜き&メタファー指定」のプロンプトを試してみてください!

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