ChatGPTやGeminiなどの生成AIを使って、ブログ記事や社内マニュアルの下書きを作成している方は多いと思います。
しかし、AIが作ってくれた素晴らしい文章をコピーして、WordPressやWordなどのエディタに貼り付けた瞬間……「見出し」や「箇条書き」の装飾がすべて消え去り、ただの「文字の塊」になって絶望した経験はありませんか?
結局、どこが見出しだったのかをAIの画面と見比べながら、ポチポチと手作業で太字にしたり、見出しタグ(H2やH3)を設定し直したりする羽目になります。これでは、せっかくAIで短縮した時間が台無しですよね。
実は、AIへの指示出し(プロンプト)の最後に「たった一言」を付け加えるだけで、このイライラする再フォーマット作業を「ゼロ」にすることができます。
魔法のプロンプト:「マークダウン×コードブロック」
コピペの手間をゼロにするために、私がAIに文章作成を依頼する際、必ずプロンプトの末尾に記載している一文がこちらです。
「出力形式:記事の原稿は、コピペしやすいように『マークダウン形式』にし、『コードブロック』の中に記述してください。」
この2つのキーワード(マークダウン形式、コードブロック)を指定するだけで、出力結果とコピペ後の扱いやすさが劇的に変わります。それぞれ、どのような魔法がかかるのか解説しましょう。
「マークダウン形式」で装飾を維持する
マークダウン(Markdown)とは、文章の見出しや箇条書き、太字などの装飾を、簡単な記号(# や * など)を使って表現する書き方のことです。
## 見出し2(見出しになる)* 箇条書き(リストになる)**太字**(文字が強調される)
AIに「マークダウン形式で書いて」と指示すると、文章の中にこれらの記号を埋め込んで出力してくれます。
ここからが最大のポイントです。現在のWordPressのブロックエディタ(Gutenberg)や、Notionなどの最新ツールは、マークダウン記号のままコピペして貼り付けると、自動的に「見出し」や「箇条書き」のブロックに変換してくれるという超便利な機能を備えているのです!
つまり、AIが書いた構造そのままの状態で、一瞬にしてエディタ上に反映されます。手作業での再設定は一切不要になります。
「コードブロック」で純粋なテキストだけを安全にコピーする
AIのチャット画面に表示された文章をマウスでドラッグしてコピーしようとすると、余計な空白が入ったり、AIのアイコン画像まで巻き込んでコピーしてしまったりして、イライラすることがありますよね。
これを解決するのが「コードブロック」の指定です。

コードブロックとは、本来プログラマーがプログラムのソースコードを表示するために使う「黒い背景の専用ボックス」のことです。AIに「コードブロックの中に記述して」と指示すると、文章全体をこのボックスの中に格納してくれます。
コードブロックの右上には、必ず「コードをコピー(Copy code)」という親切なボタンが出現します。
このボタンをワンクリックするだけで、余計な書式(リッチテキストの装飾など)を一切含まない、純粋なマークダウンテキストだけを、マウスでドラッグする手間なく一発で安全にコピーできるのです。
まとめ:AIには「渡し方」まで指示しよう
AIは非常に優秀なライターですが、私たちが「どのツールに、どうやって貼り付けたいか」まではエスパーできません。
- マークダウン形式で、見出しや箇条書きの構造を作らせる。
- コードブロックに入れて、ワンクリックでコピーできるようにする。
AIに仕事をお願いする時は、「記事を書いて」というだけでなく、「私がコピペしやすいように、こういう形式で納品してね」と出力フォーマット(渡し方)までしっかり要件定義することが、業務効率化の最大のカギです。
次回のブログ執筆から、ぜひこの魔法のプロンプトを試してみてください。もう手作業での見出し設定には戻れなくなりますよ!

