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ピクサー・ピッチとは何か?ピクサー式ストーリーテリングで自分の「背景」を物語にし、セルフプロデュースを加速させる方法

「自分の強みがうまく伝わらない」「自己紹介が単なる職歴の羅列になってしまう」 キャリアを重ねるにつれ、そんな悩みを抱える人は少なくありません。

人の心を動かし、「この人と一緒に仕事がしたい」と思わせる武器。それは、スキルやスペック以上に、あなた自身の「背景(ストーリー)」です。 今回は、あのピクサー・アニメーション・スタジオで使われている物語の法則「ピクサー・ピッチ」を使って、自分自身のセルフプロデュースを加速させる方法を解説します。

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このサイトの運営者

山脇 弘成(SSAITS代表)

PMP®有資格者・Webプロジェクトマネージャー
大手メディアや官公庁のWebプロジェクト実績多数。
「技術」だけでなく「対話」を重視し、御社の「ほんとは、こうしたかった」を形にします。

ピクサー・ピッチ(ストーリー・スパイン)とは?

「ピクサー・ピッチ」あるいは「ストーリー・スパイン」とは、Pixarの元アーティスト、エマ・コーツが提唱した「物語の基本構成」のことです。
どんな複雑な物語も、以下の6つの定型文(虫食い作文)で表現できるというものです[1]ピクサー・ピッチの訳はオースティン・クレオン(著)、千葉敏生(訳)『クリエイティブを共有! SHOW YOUR WORK! … Continue reading

ピクサー・ピッチエマ・コーツが提唱した「物語の基本構成」
  • むかしむかし、あるところに、___がいました。
  • 毎日、___。
  • ある日、___。
  • その結果、___。
  • その結果、___。
  • そしてとうとう、___。

これは、バラバラだったあなたの経験を一筋の「物語」へと変える魔法のテンプレートです。

なぜ、あなたに「物語」が必要なのか?

自分を知ってもらうためには、物語、つまり背景も重要な要素になります。
たとえば、何の前情報もないまま机を選びにお店に行ったとします。特定のメーカーにこだわりがなければ、多くの中から一つの机を選ぶのはなかなか大変なことです。

しかし、お店の販売員から「このAの机は海外の工場で作られました」「このBの机は、日本の職人が丹精込めて作りました」と言われたとします。
価格が同じであれば、多くの人はBの机を選ぶのではないでしょうか?

この例からもわかるように、人は物語によって行動を左右されています。
つまり、多くの情報が溢れる中で、人の心に残り、「この商品を買いたい」「この人と仕事がしたい」と思わせるのは、スペックではなくその商品や人の「背景(ストーリー)」です。

【実践】Webディレクターのセルフプロデュースに応用する

私の実体験をこのテンプレートに当てはめると、以下のようになります。

  • むかしむかし、あるところに: 会社で働くWebディレクターがいました。
  • 毎日: たくさんの業務に追われながら、自分の技術が本当に人の役に立っているのか、不安を抱えながら過ごしていました。
  • ある日: 「自分から発信し、誰かに何かを届けなければ、一生自分の価値は埋もれたままだ」と気づきました。
  • その結果: Webディレクターやプロジェクトマネージャーとしての知見をまとめ、情報サイト「Promapedia」を立ち上げる決意をしました。
  • その結果: 発信を続けるうちに、同じ悩みを持つエンジニアやクリエイター、プロジェクトマネージャーから反響があり、自分が学んだことを誰かの役に立つことを実感しました。
  • そしてとうとう: 月間PVは5万を超え、サイトを通じて新しい繋がりや信頼を得ることができたとさ。

セルフプロデュースの第一歩として

「どんなプロジェクトでも成功させてきた」という完璧な物語である必要はありません。

  • 何をきっかけに今の仕事を始めたのか?
  • どんな壁にぶつかり、どう乗り越えようとしているのか?

このピクサー・ピッチの空欄を埋めてみるだけで、あなたのキャリアは単なる「職歴」から、誰かを惹きつける「物語」へと変わります。

最後に

「Promapedia」では、こうした「思考の型」を武器に、自分をアップデートしていく方法を発信しています。ぜひ、あなたの物語も書き出してみてください。

自分のキャリアの物語がうまく作れない、という方はぜひ相談室で壁打ちさせてください!

今回参照した名著・おすすめ本

クリエイティブを共有! SHOW YOUR WORK! "君がつくり上げるもの"を世界に知ってもらうために

マーケティングの本は往々にして「帯に短したすきに長し」という感があります。
とくに広告費の少ない一介のクリエイターやフリーランスがマーケティングの名著を読んでも、身にならないことが多いものです。

そうした中で『SHOW YOUR WORK!』は、徹底して「一人のクリエイター目線」でセルフプロデュースの方法をあらゆる角度から紹介しています。

この本を読めば、きっとあなたのセルフプロデュースの道筋が拓けるはずです。

\かわいいデザインにも注目!/

1 ピクサー・ピッチの訳はオースティン・クレオン(著)、千葉敏生(訳)『クリエイティブを共有! SHOW YOUR WORK! “君がつくり上げるもの”を世界に知ってもらうために』実務教育出版、2014年、106頁より。以下『SHOW YOUR WORK!』と略記
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