「頭でっかち」になっていませんか?『からだとこころの健康学』に学ぶ、「快・不快センサー」を取り戻す方法

40歳を過ぎてから、健康診断の数値以上に「なんとなく調子が悪い」「疲れが取れない」と感じることが増えました。
そんな時に出会ったのが、稲葉俊郎先生の著書『からだとこころの健康学』です。

この本は、単に病気を治す医学書ではなく、「人間にとって健康とは何か?」を「こころ」の在り方から問い直す、非常に深い内容でした。

今回は、本書の中で私が最もハッとさせられた「偽のこころ(あたま)」と、本当の自分を取り戻すための「快・不快センサー」について紹介します。

目次
このサイトの運営者

山脇 弘成(SSAITS代表)

PMP®有資格者・Webプロジェクトマネージャー
大手メディアや官公庁のWebプロジェクト実績多数。
「技術」だけでなく「対話」を重視し、御社の「ほんとは、こうしたかった」を形にします。

私たちを支配する「偽のこころ」

人間が他の動物と決定的に違う点は、「認知(フィクションを信じる力)」があることです。私たちは「来年のために、今年は我慢しよう」といった未来の物語(つくり話)を信じて、今の欲求をコントロールすることができます。

この高度な認知機能こそが、「あたま(理性)」です。
しかし、稲葉先生はこの「あたま」が、しばしば「偽のこころ」として振る舞い、本当の自分を苦しめると指摘します。

「~したい」vs「~すべき」

分かりやすい例がダイエットです。

ダイエットにみる「こころ」と「あたま」の対立
  • 本当のこころ:「あのケーキが食べたい!」(純粋な欲求・~したい)
  • あたま(偽のこころ):「痩せるために食べてはいけない!」(理性・~すべき)

このように、「あたま」は常に「こころ」に対して「~すべき」という命令を下します。
もちろん、社会生活を送る上で「あたま」は不可欠です。人類の進歩もこれのおかげです。
しかし、あまりにも「あたま」の声ばかり聞きすぎて、「こころ」を無視し続けると、私たちは疲弊し、いつしかうつ病などの「不健康」な状態に陥ってしまいます。

健康診断では見つからない「不健康」

私たちは「健康=病気がないこと」と考えがちです。しかし、逆に「不健康」という言葉からは、単なる怪我や風邪ではなく、生活習慣の乱れやメンタルの不調をイメージするのではないでしょうか。

つまり、真の健康には「こころの健康」が密接に関係しているというです。
「あたま」による過度な管理で「こころ」が窒息してしまえば、たとえ体に病気がなくても、それは不健康な状態と言えるでしょう。

赤ちゃんのような「快・不快センサー」を取り戻す

では、どうすれば「偽のこころ」の支配から抜け出し、本当の健康を取り戻せるのでしょうか?本書では、「快・不快のセンサー」を磨くことが提唱されています。

大人は理屈で考えがちですが、一度赤ちゃんのような気持ちに戻ってみましょう。
「これは体にいいから食べる(あたま)」ではなく、「美味しいから食べる(こころ=快)」。
「仕事だから付き合う(あたま)」ではなく、「この場所は居心地が悪い(こころ=不快)」。

このシンプルな「快・不快」の感覚を聞き取ることが、こころの回復につながります。

すぐにできる2つのレッスン

「快・不快センサー」を磨くための具体的な方法として、以下の2つが紹介されていました。

「快・不快センサー」を磨く2つのレッスン

ゆっくりとした呼吸に切り替える

「あたま」で考え事をしている時や、何かに追われている時、私たちの呼吸は早くなっています。逆に、「こころ」が動いている時やリラックスしている時、呼吸は遅く深くなります。

つまり、意識的に「呼吸をゆっくりにする」ことで、強制的にスイッチを「あたま」から「こころ」へ切り替えることができます。
焦った時ほど、深呼吸。これは理にかなった対処法だったのですね。

自然のリズムに合わせる

「夜なのに仕事をする」「眠いのにスマホを見る」。
これは「あたま」が自然に逆らって命令している状態です。
「陽が昇ったら動き、暗くなったら眠る」という自然のタイムラインに生活を寄せていくことで、こころは本来の機能を取り戻していきます。

まとめ:自分の「快」を信じてあげよう

「~すべき」でガチガチになった「あたま」を少し休めて、「あ、今これをやっている時が気持ちいいな」という「こころ」の声を拾ってあげる。
それが、私たちが健やかに働き続けるための第一歩なのかもしれません。

もし今、理由のない疲れを感じているなら、それはあなたの「本当のこころ」が、「偽のこころ(あたま)」に対してストライキを起こしているサインかもしれませんよ。

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