最近、生成AIの進化は目覚ましいものがあります。
テキストだけでなく、動画や画像の生成もAIに任せることが当たり前の時代になりつつあります。
GoogleのAI「Gemini」もその一つ。高性能な動画生成モデル(Veoなど)を搭載しており、テキストで指示するだけで、驚くほどクオリティの高い動画を作ってくれます。
しかし、Geminiで動画生成をしていると、こんな悩みを持ったことはありませんか?
「まずはどんな指示(プロンプト)がいいか相談したいだけなのに、Geminiが勝手に動画を作り始めてしまった……」
動画生成には、1日あたりの回数制限(リミット)がある場合が多く、意図しないタイミングで生成されてしまうと、貴重な生成枠を消費してしまいます。
「まだ相談段階だったのに、変な動画ができちゃった(そしてリミットが減った)」というのは、非常にもったいないですよね。
そこで今回は、Geminiに「動画を勝手に作らせず、まずはプロンプトの相談に集中させる」ための具体的なテクニックをご紹介します。
Geminiの「先走り生成」を防ぐ3つの魔法の言葉
Geminiは「役に立ちたい」というサービス精神(?)が旺盛なため、「〇〇な動画のプロンプトを考えて」と頼むと、「考えました!ついでに作っておきました!」と気を利かせて動画生成を実行してしまうことがあります。
これを防ぐには、こちらの意図を明確に伝える「魔法の言葉」を使いましょう。
「生成しないで」とハッキリ伝える
最も確実なのは、依頼文の冒頭や末尾に禁止事項として加えることです。
「動画は生成せずに、プロンプトのテキスト案だけ出力してください」
このように「生成しないで(Do not generate)」と明言することで、Geminiはテキスト作成モードに専念してくれます。
「案」や「下書き」という言葉を使う
「プロンプトを考えて」ではなく、あえて相談段階であることを強調する言葉を選びます。
「プロンプトの『構成案』を考えて」 「プロンプトの『ドラフト(下書き)』を作って」
「これはまだ決定稿ではない」というニュアンスを伝えることで、即座の実行を抑制できます。
【おすすめ】「コードブロックで書いて」と指定する
これは少しテクニカルですが、非常に効果的な方法です。
「プロンプトをコピペ用に『コードブロック』で書いて」
こう指定すると、Geminiは「テキストをコード枠(黒い背景の枠)の中に表示する」という作業に集中するため、動画生成ツールが誤作動する確率がグンと下がります。コピペもしやすくなり、一石二鳥です。
「いちいち書くのが面倒」な人へ:設定を覚えさせる方法
毎回「生成しないで」と書くのは面倒ですよね。そんな時は、Geminiの「メモリー機能(記憶)」を使って、あなたの好みを一度だけ設定してしまいましょう。
やり方は簡単です。チャットで以下のように伝えるだけです。
「今後は特に指定がない限り、いきなり動画を生成せず、まずはプロンプトの提案から始めてください。これを記憶して。」
このように「記憶して(Remember)」と伝えることで、Geminiはあなたの好みを学習し、次回以降の新しいチャットでも、まずはプロンプトの相談から始めてくれるようになります。
※Google Workspaceなどの一部プランでは設定により記憶機能が使えない場合があります。
まとめ:プロンプトを制する者はAI動画を制す
Geminiなどの生成AIは非常に優秀ですが、こちらの意図を100%汲み取ってくれるとは限りません。特に動画生成のようなコスト(回数制限)がかかる作業では、「まずは相談、実行はその後」というフローを確立することが、クオリティアップと節約の近道です。
- 「生成しないで」と明言する
- 「コードブロック」を活用する
- 「記憶機能」でルール化する
これらのテクニックを使って、Geminiといっそうスムーズな「共同制作」を楽しんでください!


